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SES企業を経営する社長の労働環境 『も』 変える

エージェントグローが掲げているミッションは、

『SES業界に、新基準を。』

というもの。

ミッションの実現の主役となるのは、紛れもなく『エンジニア』です。

しかし、『経営者の力』は不要なのかといえば……そういうわけではありません。

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日本国内でSES事業をしている企業は10,000社以上あるといわれていますが、平均社員数は30名規模がほとんどだそうです。

つまり、SES企業のほとんどは中小企業なのです。

そういった企業で働くエンジニアたちは、『会社に対して多少の不満はあるけど、人間関係は良好なので転職するほどではない』と感じている方が多くいるのではないかと思います。

『転職せずに自社の労働環境がよくなること』を一番に求めている……というわけですね。

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私は2019年末あたりから本格的にTwitterを始め、さまざまな方と交流を重ねてきました。

その課程で知ったのは『エンジニア想いの経営者は世の中に沢山いらっしゃる』ということ。

そういったエンジニア想いの社長さんが経営するSES企業が、もっともっと力を付けていけば……。

『転職せずに自社の労働環境が良くなること』という願いは現実のものとなり、エンジニアにとっても理想的な社会を創れるはずです。

しかし、その理想郷は『想い』だけでは創り上げることができません。

どんなに『エンジニアのために』という想いがあったとしても、会社そのものに『力』——はっきり言ってしまえば『お金』がないならば……。

エンジニアの環境を良くしていくことは、まさに至難の業。

力なき愛は無力なのです。

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それでは、どうすれば会社に力を付けることができるのでしょうか?

一言で言ってしまえば、『従業員数を増やしつつ、業務効率化をして本社人件費を削減する』ということなのですが……。

『言うは易く行うは難し』ですよね。

そこで、私の経験をベースに2つほど方法論を提示いたします。

point01_従業員数を増やす

ひとつ目の方策は『従業員数を増やす』というもの。

特にSES企業においては従業員数に比例して会社の売上も上がっていきますので、非常に重要なファクターとなります。

もちろん『ただ闇雲に増やせばよい』というものではありません。

採用単価を抑えつつ、優秀な人材を採用する。

これを成し遂げなければならないのです。

いくら多くのエンジニアを採用できたとしても、採用単価が高くなれば利益が少なくなってしまいます。

例えば、人材募集費として年間4,000万円を使い、40名のエンジニアを採用できたとしましょう。

このケースの場合、1名あたりの採用単価は100万円となります。

仮に人材募集費として年間1,000万円を使い、40名のエンジニアを採用できたとしたら……。

1名あたりの採用単価は25万円。3,000万円の差が生まれるのです。

『採用単価を抑えつつ、優秀な人材を採用する』ということは、会社の体力作りに非常に重要であることがおわかりいただけたかと思います。

point02_業務効率化を徹底する

低コストで優秀な人材を数多く採用できたとしても、まだゴールにはたどり着きません。

従業員数が増えるのに比例して、バックオフィスの業務量もどんどん増えていくからです。

創業当初のまま、なんの創意工夫もないままに従業員数を増やしていけば……。

従業員を影で支えるバックオフィス業務も膨れ上がり、その業務をこなすための人員も数多く必要となってしまいます。

『従業員数200名、本社メンバー25名』というSES企業があります。

例えば本社メンバーの年収を400万円と仮定しましょう。25名の本社メンバーがいれば、本社メンバーの人件費は1億円になってしまいます。

徹底した業務効率化を行うことで、本社メンバー5名で回すことができたとしたら……。

本社メンバーの人件費は2,000万円——8,000万円の差が生じるのです。

会社が拡大すればするほど、『少数精鋭』を維持するのは難しくなってきます。

しかし、それを諦めてしまえば多くのコストが発生してしまいますから、『エンジニアの待遇改善』への『力』を蓄える際の大きな足枷となってしまうのです。

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エージェントグローでは、これまでの経験から構築した独自の採用ノウハウを活用することにより、採用単価を20万円以下に押さえています。

また社内システムの活用などの徹底した業務効率化を通じて、本社メンバー8名体制(従業員数200名弱)を実現しています。

その理由は、先に述べた通り。

独自の採用ノウハウ活用による採用コスト削減や社内システム活用による徹底した業務効率化などを通じて、本質的かつ継続性のある施策によるエンジニアの待遇改善を実現しているのです。

私たちは、このノウハウを独占しようとは考えておりません。

むしろ、私たちのノウハウをエンジニア想いの社長さんに知っていただき、皆さまが経営するSES企業でも活用していただきたいと考えております。

そうすることで私たちの掲げる『中小企業で働くITエンジニアの労働環境をい変える』というミッションの実現に近づくことができると信じています。

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単に『エンジニアの還元率を上げる』だけであれば、接待交際費やオフィス代、会社の利益や役員報酬の削減を行うことでも可能です。

しかし、それらは比較的容易にできることですから、競合他社も簡単に追随することができてしまいます。

そうなれば体力勝負の消耗戦となってしまい、苦しい戦いを強いられてしまうことになりかねません。肝心の待遇改善は、遅々として進まぬままに。

だからこそ私は、まずSES企業の経営者の労働環境を良くしていきたいと考えています。

経営者や会社の犠牲の上に成り立つ砂上の楼閣ではなく、真に持続性のある方策こそが必要不可欠。

エンジニアの労働環境を良くするためにも、まずはSES企業の経営者自身から労働環境を変える必要があるのです。

とはいえ、ブラック企業をのさばらせるつもりは毛頭ありません。

世の中には自身の私腹を肥やすことだけに熱心な経営者がいることも事実ですので、私たちのノウハウやシステムを提供しサポートする企業をしっかり見極めて参ります。

エージェントグローが培ってきたノウハウとシステムの提供を通じて、エンジニア想いな社長さんの労働環境改善に繋がり、ひいてはすべてのエンジニアが『継続性と実効性のある待遇改善策』の恩恵を受けられる世界の実現に貢献できることを楽しみにしています。