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エンジニアが自分の単価を知るメリット

SES業界で働くエンジニアの皆さん、『自分の単価』をご存じですか?

開示されないケースがまだまだ一般的ではありますが、ここ数年でエンジニアに対して『自分の単価』を開示する企業が増えてきましたね。

また、『単価』が昇給や賞与に直結する評価制度を導入している企業も増えてきています。

そのような企業では単価アップを実現するエンジニアが続出し、会社の売上/利益もアップします。

『単価』を開示し、その『単価』が昇給や賞与に直結する評価制度を導入するだけで、なぜこのような結果になるのでしょうか。

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そもそも、SES企業が『売上/単金アップ』を目指す理由はどのようなものでしょうか。

会社の立場でいえば、『エンジニアの単価アップ』=『会社の売上増』ということになります。

そのため、よほどの事情がなければ『単金アップ』に対して強いモチベーションが生じます。

では、エンジニアの立場ではどうでしょうか。

おそらく、ほとんどのエンジニアは『単価アップ』のモチベーションをさほど持っていません。

会社とエンジニアの間には『単価アップ』に対する大きなギャップが生じており、このギャップに頭を抱えている経営者は多くいらっしゃるのです。

このような『ギャップ』が生じてしまう原因は2つあります。

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第一の原因は、『自分の単価を知らない』というものです。

エンジニアにとっての『単金』は、“自分の市場価値”や“会社への貢献度”を知るためのバロメーターです。

エンジニア自身が『会社のために貢献したい』、『価値のある存在でありたい』と考えたとしても、それを計るための“ものさし”が存在しないのです。

仮に存在したとしても、『単価』以外の“なにか”に向いていることでしょう。

そのような状況では、『単金アップ』へのモチベーションなど発生するわけがありません。

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第二の原因は、『自分の評価に反映されない』というものです。

『自分事』でなければ関心を持つことは困難であり、エンジニアが『自分事』として捉えるためには『自分の単価を知っている』だけでは不十分です。

『単価アップ』がエンジニアの利益に直結しなければ、いくら頑張っても自分には返ってきません。

ただ会社の利益になるだけです。

もちろん、数値としては認識しているでしょうが、それが増えても減ってもエンジニア自身が実感できるほどの還元がなかったとしたら……。

『単価アップ』へのモチベーションなんて上がるはずがありません。

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会社とエンジニア双方の利益のためにも、SES企業は『エンジニアを単価で評価する制度』の導入をおこなうことが一番だと思っています。

エンジニア自身が自分の単価を知ることができ、単価が昇給や賞与といった評価に直結する。

このようなスキームが整っていると、『昇給や賞与を狙いたい』と考えたエンジニアが取るべき行動は非常にシンプルなものとなります。

『自分の単金をどうやってあげるか』を考える——例えば、下記のような行動を起こせば良いのです。

・お客様に評価いただけるように、精力的に業務に取り組む
・スキルアップをするため、独学で勉強する
・現場での功績を自社の営業に伝え、お客様との単価交渉を依頼する
・必要に応じてエンジニア自身が、直接お客様に単価交渉をおこなう

実際に、弊社エンジニアの多くは自発的にこのような行動を取っており、その結果『単価アップ』を実現しています。

これは、単価評価制度を導入している会社のエンジニアが、“自分の市場価値” そして “会社への貢献度”を把握しているからできること。

これは会社とエンジニア、双方にとって利益のあることですよね。

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SES企業が『売上/単価アップ』を実現する方法は非常にシンプルです。

・エンジニアへ単価を公開する
・単価が昇給や賞与に直結する評価制度を導入する

これさえできればエンジニアのモチベーションが上がり、エンジニア自身が積極的 かつ 自発的に単価を上げる努力をしてくれるようになります。

そして、実際に単価も上がっていき、会社とエンジニア、双方にとって利益のある関係が誕生するのです。