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【アサーションスキル】自分の意見を上手く相手に伝える方法は?

こんにちは!
川江光です!

皆さんは普段、自分の意見や主張を相手に伝えていますか?
またその主張は相手に正確に伝わっていますか?
仕事でも家庭でも全ての環境の中で自分の意見や感情を上手く表現することは、人とのコミュニケーションの中でとても重要です。

そこで今回は、「アサーションスキル」についてご紹介していきます。

①アサーションスキルとは

アサーションには、英語の「assertion」主張・断言と言った意味があり、アサーションスキルは、相手も自分も尊重しながら自分の主張を伝えるコミュニケーションスキルの1つとされ、主に3つのタイプに分けられています。

・攻撃タイプ

自分が言いたいことを主張できる。
自分が主張する事だけにフォーカスしているので
受け取る相手が傷ついていたり圧力に感じてしまっている。

・非主張タイプ

自分の意見があっても主張しない。周りに合わせる。
言いたいことがあっても言わずにいることで、自分自身にストレスを抱えてしまう。

・中間タイプ

相手の立場や意見を尊重しながら、自分の主張ができ相手に伝わっている。

皆さんはどのタイプに当てはまっていたでしょうか?
自分の意見や感情を明確に伝えるアサーションスキルを高めるには、相手への伝え方がポイントになります。

②アサーションスキルを向上するコツ

攻撃的な言葉を避けて、自分の意見を表現する方法の1つとして「Iメッセージ」をご紹介します。

例えば、資料を今日中に作ってほしい、という上司からの依頼があった場合、aとbどういった印象を持ちますか?

a.「来週の資料、今日中に作って。」
b.「来週の資料、今日中に作ってもらえるとすごく助かるんだけどお願いできるかな?」

aは、こちらの状況等全く関係なく、命令されている様な攻撃的な印象を受けます。
bは、こちら側の状況への気遣いを感じられて柔らかい印象を受けます。

2つの違いとして、
「来週の資料、今日中に作ってもらえると(私が)すごく助かるんだけどお願いできるかな?」と、「私」が主語になっているbに対して、
「来週の資料、(あなたが)今日中に作って。」と、「あなた」が主語になっている命令口調のaとは全く違った印象を受けます。

それに対して、「今すぐはできない」という答えについても、
a.「今日はできません」
b.「今日は○〇の締切が15時迄なので、その後の対応でも良いでしょうか?」

今すぐにできない場合は、
aのように「今日はできません」という否定の言葉で終わらせるのではなく、
bのように、状況をまず相手に伝えることで、相手はその状況に合わせた提案をすることに繋がります。

上司からの依頼は断り辛い、と自分の気持ちを抑えて、本当は今すぐにできなくても「できます」と言ってしまうと、自分自身に無理なタスクが増えてしまっている一方で、上司側からすると要望が通っている状態でコミュニケーションがアンバランスになってしまいます。
なかなか自分の主張を伝えられない非主張タイプの方は、否定的な言葉を使うと相手が傷ついたり壁を作られた印象を受けてしまうので、まず自分の状況や感情を添えることを意識すると相手の理解にも繋げることができます。

③まとめ

今回はアサーションスキルについてご紹介しました。
自分の意見や主張を表現できることは、自分の信頼性や人間関係構築に大きく貢献する力にもなります。自分自身の成長やキャリアアップへのスキルとしてアサーションスキルを意識してみてはどうでしょうか。


以上
川江光

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