愚者は語り賢者が耳を傾けるとは?【新語メーカー】
愚者は語り賢者が耳を傾ける、とは?
これは、今しがた思いついたフレーズであり、箴言予備軍です。
あまり知られていませんが、「箴言」と書いて““しんげん””と読みます。
どういう意味になるかと云えば、概ねつぎの通り。
「愚か者というのは、自分の話しばかりしていて、いっこうに成長しない。
一方で、
賢者は愚者にすらよく耳を傾けて、話しを聞く。そうすることで、賢者はどんどん成長していくんだ」
といった風情になります。
かいつまめば、
「愚者は話してばかり、賢者はよく話しを聞く」、ということですね。
愚者は語り賢者が耳を傾ける、が出来るまで
なぜ、このフレーズが出来たのか?
いわゆる誕生秘話ないしメーキング愚者賢者ですね。
それがこの節のテーマです。
まず1つ目の理由。
それはワタシが愚者と賢者を比較した箴言を、好きなことです。
例えば、
「愚者は自身の経験に学び、賢者は歴史から学ぶ」
といった箴言があるんです。
これは大昔に、プロイセンという国で宰相というお仕事をしていた、ビスマルクという人物の言葉。
こうした愚者賢者対比系の箴言は、なんとも自分への戒めになり、覚えたいですし、使いたいですし、そんな風におもっている内に、自然と覚えてしまいますね。
だからワタシは、愚者賢者を対比させた箴言が好きなんです。
なぜ、このフレーズが出来たのか?
次に2つ目の理由。
「云うものは知らず、知る者は云わず」
これは確か論語の一節です。
“”言うヤツは知らないよ、知っているヤツは得てして言わないもんよ。そらこれ豆知識よ“”
といった意味風情でしょうか。
ワタシこの一節も好きなんですが、いささかばかり引っ掛かりがあったんです。
えもいわれぬ違和感ですかね。
だから、なんとかしてこのフレーズをアレンジ出来ないかなあ、と常々思っていたんです。
①愚者賢者対比の箴言が好きなこと。
②云う者は知らず、知る者は云わず、に対するえも言われぬ違和感。
この2つを併せ持って、アレやコレや考えていると、
云う者は知らず、知る者は云わず、には「賢者と愚者」が登場しないことに、気づいたんです。違和感の正体が判明したんですね。
そこで、
“”云う者は知らず、知る者は云わず“”
といふフレーズに“”愚者と賢者“”を代入したらば……
云う者は知らず、知る者は云わず。
×
愚者 賢者
⬇️⬇️
“”愚者は語り、賢者は耳を傾ける“”
が産声を上げたんですよ。
以上2つの理由から、
この、「愚者は語り、賢者が耳を傾ける」、が生まれたんです。
愚者は語り賢者が耳を傾ける、の使い方
この節では、この箴言風情の使い方を説明します。
用法というヤツですね。
う~ん、難しいですね。
あなたが、ファミレス、にいるとしましょうか。
彼氏ないし彼女と連れ立っています。
向こう側のテーブルで、オッサン連中がガヤガヤやっています。
ほぼほぼ全員がデカイ声で喋っている。
はた迷惑ですよね。でも、これは有志以来人類の普遍的な営為でしょうねえ。年代の分け隔てなく、仲間たちと集うと、どうしてもノリをこえて喋るのは。
だがしかし、1人だけ、その中にたった1人だけ、静かに静かに、話しを聴いている、、ナイスミドル、、が居るんです。
こういうシーンで、彼氏ないし彼女できれば彼女に、こうささやけばいいんですよ。
「まさに、愚者は語り賢者が耳を傾けるだね」と。
なんだか知的じゃないですか。
好感度アップ間違いなし。
なんといっても、言いやすいですしね。サラリとささやける。
こうして、落花流水…………めでたし、めでたしと。
自己紹介
はい、
本日は新語以上箴言未満のフレーズを、紹介してまいりました。
いかがだったでしょうか。
私はこれまでも、これからも新語や箴言を創り続けていきたいなあと、想っています。
何か示唆のようなものがあれば、コメント欄などにて教えて貰えれば幸甚。
また、最後まで読み進めて頂けたならば、望外の幸甚です。
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