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知っておきたい!音楽にまつわるよくある誤解/間違い雑学シリーズ08【アシモフの雑学トリビア・豆知識】


1. モーツァルトを聴くと頭が良くなる

誤解の由来
「モーツァルト効果」という考え方が広まり、モーツァルトの音楽を聴くと知能が向上するという説が信じられています。

実際の事実
モーツァルト効果に関する研究は限られており、知能向上の効果があるという明確な証拠はありません。音楽を聴くことで一時的な気分の改善や集中力の向上があるかもしれませんが、長期的な知能向上には結びつきません。

2. ベートーヴェンは完全に聴覚を失ってから音楽を作った

誤解の由来
ベートーヴェンが全く聴覚を失った後も作曲を続けたという話はよく知られています。

実際の事実
ベートーヴェンは徐々に聴力を失っていきましたが、完全に聴覚を失った後も作曲を続けました。しかし、彼が完全に聴覚を失ったのは晩年のことであり、それまでは部分的に聴力が残っていました。彼は聴覚を失った後も内なる音楽の感覚と理論的な知識を頼りに作曲を続けました。

3. バッハはすべての楽曲を教会のために作曲した

誤解の由来
バッハの音楽が多く教会で演奏されているため、彼の全ての作品が教会音楽であるという誤解があります。

実際の事実
バッハは多くの教会音楽を作曲しましたが、それだけではありません。彼は世俗音楽(世俗カンタータ、器楽曲など)や宮廷音楽も数多く作曲しました。彼の作品には多様なジャンルが含まれています。

4. 音楽のジャンルが人の性格を決定する

誤解の由来
人が好きな音楽のジャンルがその人の性格を決定するという考え方が広まっています。

実際の事実
音楽の好みと性格には関連性があるとする研究もありますが、音楽のジャンルが直接性格を決定するわけではありません。音楽の好みは個人の経験や文化、環境によって影響を受ける複雑な要素の一部です。

5. 古典音楽は現代音楽よりも優れている

誤解の由来
古典音楽が現代音楽よりも芸術的に優れていると考える人が多いです。

実際の事実
音楽の価値や優劣を時代やジャンルで一概に決めることはできません。古典音楽には長い歴史と文化的な価値がありますが、現代音楽もまたその時代の文化や社会を反映した重要な芸術形態です。音楽の好みは主観的なものであり、個人の感性に依存します。

これらの例は、音楽に関する誤解が広く信じられていることを示しています。音楽についての理解を深めるためには、多様な視点からの情報や研究を参照することが重要です。


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