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知っておきたい!心理学にまつわるよくある誤解/間違い雑学シリーズ09【アシモフの雑学トリビア・豆知識】


1. 左脳と右脳の性格分け

誤解の由来
左脳は論理的思考、右脳は創造的思考を司ると一般的に信じられています。これに基づいて、右脳型の人は創造的で、左脳型の人は論理的だと言われます。

実際の事実
脳の特定の領域が特定の機能を持つことは事実ですが、左脳と右脳が完全に分業しているわけではありません。両側の脳は常に相互に連携して働いており、創造的な思考や論理的な思考は両側の脳が協力して行っています。

2. IQは知能の唯一の指標

誤解の由来
IQテストが知能を完全に評価する唯一の方法だと広く信じられています。

実際の事実
IQは特定の知能の側面を測定する一つの方法に過ぎません。知能は多面的であり、感情知能(EQ)、社会的知能、実践的知能など、様々な側面が存在します。人の知能を評価するには、複数の視点からの評価が必要です。

3. 精神疾患を持つ人は危険

誤解の由来
映画やメディアで精神疾患を持つ人が危険な人物として描かれることが多いです。

実際の事実
精神疾患を持つ人の大多数は危険ではありません。精神疾患は多様であり、その症状や影響は個々によって異なります。多くの精神疾患は治療可能であり、適切なサポートを受ければ日常生活を送ることができます。

4. 記憶は完全に正確

誤解の由来
人の記憶はカメラのように正確で、過去の出来事をそのまま再現できると信じられています。

実際の事実
記憶は非常に柔軟で、影響を受けやすいものです。記憶は再構成されることが多く、時間と共に変わることもあります。ストレスや感情、外部の情報などが記憶に影響を与えることがあります。

5. サブリミナルメッセージは強力な影響を与える

誤解の由来
サブリミナルメッセージが人々の行動や考えを無意識に強力に操作できるという考え方があります。

実際の事実
サブリミナルメッセージが人々に与える影響は非常に限定的であり、科学的な証拠は乏しいです。人々の行動や意思決定に大きな影響を与えるには、サブリミナルメッセージだけでは不十分です。

これらの例は、心理学に関する誤解が広く信じられていることを示しています。心理学についての理解を深めるためには、最新の研究や信頼性のある情報源を参照することが重要です。


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