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慙愧!この店のハンバーグは生焼けがデフォルトとは知らなかったハンバーグ初心者に合いの手を!【食べログに遺された生の記録・マガジン】

2010年06月29日(火曜日)訪問

昨年末から、東京から埼玉に出稼ぎに来ているこんなあたしは、生来の方向オンチで最近ようやく寝座から仕事場に行く道を覚えた。
おつかいで通る道でいつも気になって気になって仕方がない店があった。
爆弾ハンバークという看板の店である。
東京で仕事をしているときはこんな感じの店を見ることはなかった。
「フライングガーデン」は、栃木県小山市に本社を置く企業で、郊外型レストランチェーンで、茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉、福島でチェーン展開しているのだそうだ。
どうりで東京では見ないはずだ。

仕事仲間からあちらこちらに連れまわされて酒を呑んだりメシを喰ったりしているが、行く店行く店が東京で通った店と雰囲気が違うことに新鮮な驚きを覚えている。土地の氣が違うからその所為なのかもしれない。

フライングガーデンもそうだった。
にぎやかなようで落ち着いた重厚な雰囲気が漂っているのだ。店員さんの接客態度もナチュラルで気分が良い。
生まれてはじめて爆弾ハンバーグなるものを注文した。

典型的な日本国民であるから、ハンバーグは大好きなのだが、この店のオススメの焼き具合はミディアムだそうだ。
好みによって賛否あるかと思うが、あたしは生焼けのハンバーグなど考えたこともなかったからウェルにしてほしいのだが、出てきてからそれに気づいたので後の祭りだった。(メニューをよくみたら、苦手な方は申し出て下さい、みたいな表示があった)

否でも応でも生焼けのハンバーグを食わねばならなかった。
生焼け状態を見てうんざりしたが、食べ物に申し訳ないと思って、生焼けに塩を振りかけながらお代わり自由のスープを3杯のみ干し、最初出てきた小盛のご飯を4口半でたいらげ、次は大盛のお代わりをした。出てきたのはてんこ盛り状態だったのでちょっとビビったが完食。

ランチメニューは、スープとご飯がお代わり自由なのが気に入った。
残念なのは、焼き具合を最初に説明して、客の好みを【しっかり確認して】聞いて欲しかったこと。

おそらくは、店員さんが焼き具合を尋ねたのだと思うが、あたしは注文の確認時はだいたいが上の空。何を言われても「はい、はい」と確認作業をやり過ごすのが常なのです。

もし、店員さんが焼き具合を確認しているとするなれば、あたしの耳に残らなかったというのは、それはおそらく「焼き方はミディアムでよろしいですか」のような表現だと推察する。

生焼けのハンバーグを喰ってがっかりしたこのあたしが、もし店員だとしたらお客さまにはこのように確認をするでしょう。

「このハンバーグは生焼け(ミディアム)状態で出てきますがよろしいですか?それともしっかり中まで焼いたほうがいいですか?」

今度行くときは、生焼けではないハンバーグを喰ってみたい。
そして、焼き具合の確認をどのようにしているかを、しっかりレポートしてみます。

フライングガーデン@鶴ヶ島市役所前店



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