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川越つばさの気まぐれエッセイ

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川越つばさの、書きなぐり書きちらし書きっぱなし出任せエッセイ集。内容は、常識に背くような大衆や世間様に迎合しない、あるいは、世の中をナメたような内容になります。石を投げられ白い目…
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#見世物マガジン

イエスさま激おこぷんぷん💢言うだけ~見せるだけ~の人【きまぐれエッセイ】

偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいである。杯と皿との外側はきよめるが、内側は貪欲と放縦とで満ちている。[マタイ23:25] 『陰徳積善』 善行って、人に見せるためにやるものじゃないんだから、他人から評価されようがされまいが関係ないし、「あたし、善行やってます」なんてアピールしてる時点で、それって善行じゃなくてただのパフォーマンス、見世物だよね。グループで「ヨイコトヲヤリマセウ」なんてタスキかけて、おそろいのTシャツ作っちゃって、善行集団パフォーマンスの

余計なお世話はしない~赤児にモツ煮込みを喰わせるな【きまぐれエッセイ】

誰かに親切にしたつもりが、実はそれが迷惑だったりすること、結構あると思うんだ。例えば、善意で差し出したものが相手にとっては苦手だったり、ありがた迷惑だったりね。 余計なお世話はしない。この一言で、ずいぶん救われる人がいるんじゃないかと思う。あたしも以前、隣のおばちゃんがせっかく作ってくれたモツ煮込みを、実は苦手なのに「ありがとう」と受け取ったことがあるんだ。心からの感謝の言葉が出せない自分に自己嫌悪。でも、正直に言えなかった自分にも反省。 人に親切にするって、難しいね。「

オヤジだからといって誰もが『もつ煮込み』を好むわけではない。【きまぐれエッセイ】

東京の下町、あたしが訪れたのはまさに「男はつらいよ」の映画に出てくるような、こじんまりとした中小企業。タコ社長が出てきても驚かないくらいの雰囲気で、社長と従業員たちはまるで家族のように仲良し。社長のご両親も仕事を手伝っていて、10時と3時にはお茶とお菓子をふるまいながら、みんなでおしゃべりを楽しんでいた。 ある日の午後、3時のおやつの時間に、隣のおばちゃんが社長の好物『もつ煮込み』を持ってきてくれた。タッパにたっぷり入ったもつ煮込みと、あたしの分も弁当箱サイズでぎっしり詰め

哀社精神【きまぐれエッセイ】

経営における無駄遣いの削減って、どこの企業でも大事なテーマだってのは誰でもわかる。そりゃ、余計な出費は避けて、経費削減するのが正義だと思ってるんだから。でもね、あたしは思うわけよ。はさみがない、テープカッターがない、糊もない、ゴミ箱すらない、そんなオフィスでどうやってイイ仕事しろって言うの? まるでトイレにトイレットペーパーがない状況よ。そんな環境であたしたちに創造的な仕事をしろって言うのは、カラオケでマイクを使わずに熱唱しろって言ってるようなもん。これ、冗談じゃなくて実際

創造主たる唯一の神は人間の想像の産物~TAO:人間の幻想と無為自然【きまぐれエッセイ】

この世の理法、すなわち「道(タオ)」というのは、まるで大宇宙の管理人みたいな存在でありながら、私たちに対してまったく無関心な奴だ。無頓着というか、まるで石のような冷たさを持っている。万物を生成し育むことはするけれど、それはあくまで「無為自然」の営みだから、愛情なんか微塵もない。もし親のような慈愛の心を持った存在だと勘違いするのなら、それは人間の勝手な思い込みに過ぎない。 人間のような情けや意志、価値観、目的意識なんか持ってないから、ときには冷酷非情に見えることもあるだろう。

アタマで生きる-ハートで生きる:『為るものは為る』の法則【きまぐれエッセイ】

無為の徳。 アタマで生きている人は知識を得て多くのものを身につけるけれども、道(タオ)から、だんだん遠ざかっていく。アタマはまるで万年筆のインクのように、どこまでも溢れ続ける。知識の海に溺れて、船が見えなくなるほどだ。でも、それが本当に生きることなのか、と問えば、答えはNOだ。脳味噌の中の迷宮に囚われ、ハートは置き去りにされる。 一方、ハートで生きている人は、難しい話題にはついていけないけれど、道(タオ)にどんどんどんどん近づいていく。ハートで生きるとは、まるでひまわりが

売らないし、売れないし:貞人ならぬ低人~川越つばさのご託。【きまぐれエッセイ】

2011年11月16日(水) 12時24分24秒 kawagoetubasaの投稿 占いって、むかしからあるものですよね。 むかしから、ずーーーと、ずーーっと廃れない。 がっこのべんきょで教えてもらったのは、 亀の甲を火であぶってひび割れをみて占った、て。 その託宣を、亀の甲やら牛の貝殻骨に刻んだ、ってのが 甲骨文字のはじまりだってね。 甲乙丙丁…… 子丑寅卯…… そんときの占い師は「貞人(ていじん)」と言われるひとたち、神様からのお告げを伝える人ね。 私は、占い

『中身が見えないおにぎりは小さい』の法則【きまぐれエッセイ】

2011年11月17日(木) 19時33分27秒 エーエム・ピーエム(am/pm) 鮭ハラミ漬焼おにぎりの巻 外袋にはこのように書かれてありました ああ、ぁぁぁ ソソられる~ こんなようなステキな商品説明ばされてしまったら、 もう買わずにはいられないじゃないですか~ あんなことやこんなこと、あらぬことを想像しちゃうじゃないですか~ だって、中身が見えないんだもの。 普段私は128円以上のおにぎりは滅多に買わないんです。 でも、美味しいおにぎりが食べた~いという欲求に理

なぜ生きる(屁理屈バージョン)【きまぐれエッセイ】

存在の意味。 意味を求める、意義付けをしたがるのは人間の心理の産物であり、人間だけが意味に拘っているように思う。 ネコなんかは、一日中喰うか寝てるかしているわけで、喰ってたれて息して寝てることに、なんの意味を持たせる必要があるのだろうか。 喰ってたれて息して寝てるだけのネコの存在に意味をもたせたがるのは、私のようなネコ好きくらいのものであって、ネコ嫌いな人は見るだけで嫌がるし、存在の意味を見出すどころか、ネコがこの世からいなくなって欲しいと真剣にまじめに思っているくらいな

しみじみ食べるチヂミばかりの飯である【きまぐれエッセイ】

2011年11月16日(水) 17時23分25秒 kawagoetubasaの投稿 『かねますのチヂミ』の巻 『和食』というのは、たとえば懐石料理のように、 琴の調べがチントンツトトンなどどお上品に流れる、静かな場所で、ゆっくりとくつろぎながら、優雅に味わうというのが私のイメージ。 『韓国料理』っていうのは、喧騒の繁華街の中にある、油煙にけぶったお店の額に汗をかくくらいの室温の中で、マシイッソヨ~!マシイッソヨ~! と歓喜の声をあげながら、ふぅふう、ヒィ~ハ~ヒィ~ハ~

呪われた発泡酒【きまぐれエッセイ】

2011年11月16日(水) 10時29分44秒 kawagoetubasaの投稿 TVやネットなどのエモーシャルなマーケッティングに取り込まれ、 ネーミングやキャッチコピにこころ揺すぶられ、ソソられて、買おたもん数知れず。 飲んでがっかり、食べてがっかり、 げに恐ろしきは食べ物のうらみなり、とは申すもの、 喰うもの喰えずに恨んでおるんならまだしも、 おい、おい、しっかり飲んで喰っておきながら、恨んでどうすんだ、 って自分にツっこむ。 むかし、田村正和さまのCMに催眠誘

煩悩を刺激する情報販売屋の手口【きまぐれエッセイ】

情報販売屋が繁盛している件(逮捕者も出る始末) ニートでひきこもりで学歴もなかったこんな私が今では月収一千万円を超えました、年収ではありません月収です!がっつりウハウハです。落ちこぼれだったこんな私ができたのですからあなたに出来ないわけがありません! なんてな挑発的なキャッチをふりまきながら4、5万円もするような『金儲け情報』をびしばし売っているんだから、たいしたたまげた。 『情報販売』というのは、読んで字のごとく情報を販売する商売だから、広く解釈すれば、新聞、雑誌、本な