川岸商店

熊取町で、ヴィニフェラ品種を中心にブドウ栽培をしながら、ワイン販売とLPガスの販売をし…

川岸商店

熊取町で、ヴィニフェラ品種を中心にブドウ栽培をしながら、ワイン販売とLPガスの販売をしております。日本ワインとナチュラルワインが好物です。 畑とワインと家業とスケボーについて。 西オーストラリアについて。

最近の記事

ブドウのバトン

久々に、note。 皆様は、ワインという飲み物について、あまり興味が無いのかも知れません。 まして、飲んだ事など無い方も居られるのではないかと思います。 2018年からLPガス店内でワインを販売し始めた時、僕は妻に、「売れなくても、自分達で飲んでみて、友人にそして、友人の友人に広がって行くような売り方で始めてみよう。」と言った事がありました。 それだけ、この地域ではワインという物が、認知されているようには思えませんでした。 あれから丸4年が経過しようとしています。 販売開

    • 青森県の下北半島 その2

      とある年の10月、僕はたった一人で、青森県にある恐山を目指し、下北半島を北上しました。 三度目の緊急事態宣言が発出される現在、行きたいところに行けたあの時を振り返ります。 たどり着いた、"下風呂温泉郷" でも、どこか寂しい。日本の過疎化問題を、北国の共同風呂に浸かりながら、肌身で感じた。 漁師同士が交わす難解な青森弁を聞き、目を閉じるとここは本当に国内なのだろうか?と疑いたくなる外国感。 身も心も沸き立つ様な、旅情を感じかけていた僕は、火照った体を冬目前の北国の夜風にさら

      • 青森県の下北半島 その1下風呂編

        COVID19感染拡大のニュースが、ある日突然、どこにでも行ける自由を制限して、はや一年と数ヶ月… あの日あの時、あそこで何したか?等とゆるゆる考えている。そして、ふと思い出す旅の思い出。 かれこれ、20年前に一人で訪れた"青森県下北半島"のお話。 とても古いお話で、現在とはかなりのズレがあると承知して、読んでいただきたいです。 なぜだか、今頃になって当時のひとり旅を思い出しながらnoteします。 20年前の10月中頃。 LCCの航空券で、向かったのは本州最北端。 ひと

        • 日本とワイン

          畑にて、穴を掘っている。先程届いた苗木を植えるための穴である。 穴は直径50~60cm、深さ60cm。掘り返した土に腐葉土を混ぜ、深さ30cmまで埋め戻しす。そこに、根を広げた苗木を支柱に沿って真っ直ぐに立てる。そうして、再び土を被せていく。苗木の周りに円形の土手を作るようにし、水をあげても外に逃げないように、水鉢なるものを作る。最後に、苗木の先を少し切り詰めて、終了。 日本国内で栽培したブドウ100%原料に、日本国内の醸造所で造るワインを"日本ワイン"と言います。 今回は

        ブドウのバトン

          スケートボード&会釈

          人に聞かれて困るのが、「趣味は何ですか?」である。 聞かれる人によって使い分けているのだが、 僕の趣味は スケートボード。 大体の人は、興味なく次の話題に進もうとする。 仕方の無いことだと思う。 とても、子供じみた…趣味と言うより、「あそび」と言う印象が強いからだ。 想像して欲しい。44歳のオッサンが、日曜日の9時から、町内のスケートパークで飛んだり、跳ねたりするのである。少し落ち着けよ!である。でも、待って欲しい。スノーボードは趣味として理解されるけど、スケートボードは

          スケートボード&会釈

          ワインまでの距離

          僕は、焼酎が大好きでした。 いや、今も好きですがあまり口にしなくなりました。 ビールも大好きですが、あまり口にしなくなりました。 日本酒は純米酒しか飲まないって公言しておきながら、今では純米酒も口にしなくなりました。 じゃあ、何飲んでいるのか? 十数年前なら、口にすることのない酒類NO.1として、物凄い距離を感じていたワインを飲んでいます。 遠い国で造られて、何ヵ月も船で揺られて来日するワインは、現地を知らぬ僕には、美味しくても、不味くても口にするまでのストーリーが感じられ

          ワインまでの距離

          LPGとブドウ畑とwine

          僕が暮らす町は、人口43,000人。 市内からは通勤圏内ということもあり、沢山の家族が住むベッドタウンである。 僕は、そんな町に生まれてから44年間一回も町を出ることなく住んでいる。住んでいる場所は、割りと町の中心であり、利便性は良い方である。そして我が家は、祖父の代から60年以上、個人商店を経営している。 その三代目が、今日からnoteを始めた「僕」である。どういう商売を半世紀以上続けて来たかと言うと、内容は紆余曲折、時代に沿って変遷してきたとこの際書いてしまおう。

          LPGとブドウ畑とwine