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画家川田祐子ニュースレター@No.16ー2018-04【有料版】

ようやく、軽井沢にも春がやって来ました。こちらの桜は色が濃く、桃や木瓜(ボケ)とも違う薄紅色です。サンルーム脇の枝垂れ桜も花が開き始め、可憐な蕾の紅色が快晴のブルーの空に力強く輝いて見えます。遠く浅間山はまだ柔らかい雪を乗せて、上空の寒気がしばし風に乗って爽やかに流れて来ます。

今月もまた、東北方面の美術館巡りの旅人が、我がアトリエにお立ち寄り下さいました。旅先にメールを送り、お礼のご挨拶としました。

「長く制作を続けて行くには、色々な力が試されますが、何よりも作品を楽しみにして、応援してくださる方々に恵まれることが、一番の特効薬です。

私は、派手に立ち回るタイプではありませんが、コツコツと作品を制作し、積み重ねて行くことが、結果的に最も堅実で揺るぎない力になると思っています。

蝸牛の歩みではありますが、今後ともよろしくお願い致します。」

軽井沢に越してからは、このようにアトリエで直接作品を見て頂き、贅沢な時間をお客様と過ごす機会が増えて来ました。東京の画廊で発表することだけが作家のステイタスとは限りません。今の私に与えられた、このかけがえのない特別な環境を大切にして、制作して行きたいと思っています。

画家 川田祐子


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緑雨
2018
oil and egg tempera on canvas
33.3x33.3cm
作品詳細: https://kawadayuko.jp/atelier-gallery/product/ryokuu/

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