【初出版『最強の法則』100】 vol.70:ネットメディアでバズらせる
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前回からメディアがネタ、あるいは記事として、あなたの書籍やあなた自身を無料で取り上げるケースをお話してきました。
①テレビ、新聞、ラジオ、雑誌など既存の4大マスメディア
②①以外のネットメディアやSNS
前回は①をお話しましたが、
接する機会の多さ、拡散力、即購買につながるという点では、
今や②のネットメディアのほうに軍配があがるかもしれません。
「『Yahoo!ニュース』で取り上げられました!」
と、嬉しそうな報告がよくSNS上で見かけられるように、
いまやそれもステータスの一つになっています。
ビジネス書や実用書に限って言えば、
「中田敦彦のYouTube大学」や「東洋経済オンライン」「ダイヤモンドオンライン」など
取り上げられるだけで、評価が上がったり、部数拡大が期待できるネットメディアも増えています。
それ以外にも、
・各分野の有力サイトの書評コーナー
・書評サイト、書評インフルエンサーのサイト
・書評YouTube
・各分野のインフルエンサーのSNS
・人気のある有名人のSNS
・有名書店員さんのSNS
などの影響力が増しているのは事実です。
書店さんのポップやポスターでも、
ネットメディアで取り上げられたと書いてあることが増えてきた印象があります。
こうしたネットメディアも、有力であるほど採用されることは難しくなってきています。
とはいえ、①も②も、アプローチしない手はありません。
やり方は出版社によって異なるでしょうが、
取り上げてほしいメディアやインフルエンサー、著名人のリストを作成して「献本」することは、多かれ少なかれやっているでしょう。
「献本」とは、無料で書籍を送付して紹介や取材を依頼することです。
なかには、正式な発売の前に「プルーフ」という仮に作った書籍や、原稿のゲラを送る場合もあります。
その書籍の分野によって、献本先は違ってきます。
ビジネス書なのに料理番組のプロデューサーに献本しても、ほとんど意味はありません。
できれば、番組やメディア宛ではなく、担当者のお名前宛に送るのがベストです。
当然ですが、「○○新聞社文化部御中」より「文化部 △△様」のほうが、開封される確率が高まります。
テレビ、新聞、雑誌、ネットメディア…どこに送るかぐらいは、編集者に聞いても問題ないでしょう。
一番簡単なのは、出版社や編集者が有力メディアに掲載してもらう独自のルートを持っていればいいのですが、なかなか難しいことなので、個別に編集者に確認してください。
中には「東洋経済オンライン」「ダイヤモンドオンライン」など、有力メディアに必ず紹介してもらえるルートを確保している編集者がいます。
私も担当の本ができるたびに有力メディアに送っているうちに、取り上げてくれたケースもありましたので、一種の“投資”と考えて、送り続ける手もあると感じています。
著者のあなたも自分の人脈を洗い直して、本を送る手はずを整えましょう。
本当に読んでほしい方、紹介してくれそうな方には、自腹で本を購入し、丁寧にお手紙をつけて送るぐらいの覚悟があってもいいと思います。
もし私が著者の方に本を送っていただいたなら、必ず読んで自分のSNSで紹介したり、知人に勧めたりするでしょう。
実は「信頼する人のおススメ」=口コミこそが、最も効果的な宣伝なのです。
次回は、有料の宣伝広告のやり方をお話します。
ではでは!
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