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【初出版『最強の法則』100】 vol.80:「5Kマーケティング」で読者との絆をつくる

前回は、読者に自分の商品やサービスを提供する手法として、「FFMB」という考え方を紹介しました。
FFMBは「フリーエンド・フロントエンド・ミドルエンド・バックエンド」の略称。
簡単に言えば、読者の興味を引きそうな、読者だけの特典をまず無料で提供し、お手頃価格の商品・サービス、中程度の商品・サービス、本当に売りたい商品・サービスを購入してもらうように導いていく手法です。

そして、このFFMBの進化系として注目されているのが「5Kマーケティング」です。

提唱しているのは、「ラーニングエッジ」代表取締役社長・清水康一朗氏。
清水氏は業界最大級のポータルサイト「セミナーズ」を立ち上げ、経営教育の流通に尽力。これまでに、誰もが知る大企業から中小企業まで4万社以上の経営を支援した圧倒的な実績を持っている方です。
アンソニー・ロビンズを初めて日本に呼んだ人といえば、皆さんも「ああ!あの!」と思うのではないでしょうか。

1月には著書『絆徳経営のすゝめ 〜100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』(フローラル出版)を上梓し、Amazonランキングで見事、8部門1位を達成しました(絆徳は「ばんとく」と読みます)。

この『絆徳経営のすゝめ』で、詳細に「5Kマーケティング」が解説されているのです。

①企画づくり(継続的な情報発信)誰に何をどう届けるかを検討する
②きっかけづくり(無料体験や単品商品)顧客と商品サービスを結び付ける
③関係づくり(フロントエンド)対話を通して信頼関係をつくる
④感動づくり(ミドルエンド)期待を上回る価値提供をする
⑤絆づくり(バックエンド)継続商品によるリピートや、紹介につなげる

なぜ5Kなのかというと、全てか行で始まるからです。
一見FFMBと似ていますが、根本的な考え方がまったく違います。

清水氏は「FFMBモデルは、人ではなく商品の視点からつくられた販売プロセス」と指摘。一方の「5Kマーケティング」はFFMBのフロント、ミドル、バックを踏まえつつ、「販売プロセスの中心に『人』を据えているのが大きな特徴」と説明しています。

そして、FFMBは「以前ほどの効果はなくなってきた」。その原因を「今の世の中にはフリー(無料)のモノやサービスがあふれかえっているから」と喝破しています。

「5Kマーケティング」の最大の違いは「顧客との間に絆が生まれるかどうか」。
まさに、この“絆”こそ、書籍を出版することによってあなたが求めているものではないでしょうか。

そういった意味では、「5Kマーケティング」を実践するために、出版前からの情報発信の段階から考えていかないといけません。
では、どうすればいいのか。
詳細はぜひ本書を読んでいただき、あなたの出版とビジネスに役立てていただきたいと思います。

次回は、出版後に著者としてのあなたがやるべきことをお話します。
ではでは!

書籍を出版したい方を支援するグループを立ち上げました。 上から目線で出版に向けての指導やプロデュースをするという形ではなく、 著者が出版して目標を達成するまで、共に歩んでいく――そのような関係性を「出版パートナー」と呼び、私たちの理想形としています。 よろしくお願いいたします。