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読書家らしく賢くなりたい。

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

読書会にお越しになる人には、教養に優れた方や造詣が深い方もいる。本が好きというより、本から気づきや学びを得ることに重点を置いている方々だ。

そのような人達は総じて頭の回転が早い印象がある。沢山のことを知っているではなく、その話とこの話題にどんな共通点があるのか等を瞬時に判断している。

私は読書会の主催をしている割に頭の回転が早い方ではない。元より質問することが苦手な性分、話が盛り上がらない時は頑張って質問を絞り出すが、大体いい本だなぁ、読みたいなぁと独り言を漏らす(ただ、ご紹介頂いた本はすぐ買う。行動だけは早い)。

時に、この「頭の回転が早い」とは一体どういう意味なのだろうか。

㈱日本教育政策研究所の代表取締役である谷川祐基さんの「賢さをつくる」CCCメディアハウス (2020)によると、頭がいい人とは、具体と抽象の運動神経がいい人だという。

読書会でも「具体と抽象」に関する自己啓発本や哲学書を持参される方は多い。正直、物事の抽象化が大切なんだよねと聞いてもちんぷんかんぷんではある。

具体とはより個別的に、手段や実用など現実に即したものになってくる。一方で抽象とは、より全体的に、概念や本質などの目に見えづらいものになる。

例えば、生き物という抽象的なものが、四足歩行→イヌ→チワワとなると、徐々にイメージが持ちやすくなってくる。

逆に巷で流行っている商品やアイデアから、売れている本質を掴むことは、具体的なものから抽象化していくことになる。

これらの具体と抽象の運動神経が優れている人を、俗に言う”頭がいい人”と定義できるそうだ。具体的には、下記のようなものが当たる。

具体と抽象の距離が長い
具体と抽象のスピードが速い
具体と抽象の回転が多い

同著より抜粋

これらは個人差があり、より長く抽象的に考えられる人もいれば、とにかくアイデアが沢山出る方もいる。自分の思考に合ったものを伸ばしていくことが大切だという。

ただただ本を読んでいるだけでは、沢山の物事を知ることは出来ても、それは知識が多いだけになってしまう。

それはそれで充分素晴らしいことだが、やはり読書家となるからには少しでもインテリっぽくなりたい。(インテリになることが、私が目指す読書家の姿かと言えば、それはまた違う話ではあるが)。

少なくとも、今まで読んだ本を吸収し、色々な場面で活用できる人にはなりたい。言葉を届ける人になるためにも、もっと本を読んで、少しでもいい影響を与えられるようになりたい。

私の願望すら、あまりにも抽象的ではあるが。それではまた次回!

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