彼は"本の虫"なのよ。
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
先日、知り合いが主催している読書会に顔を出したら、私のことを「彼は"本の虫"なんだよね。電車で本読むくらいに」と紹介した。
相変わらず電車で本を読むことが、読書好きの形容詞のように使われることは疑問である。電車では"本を読む"くらいでしか、うまく時間を潰せないだけであって。
まぁ本の虫と呼ばれて悪い気はしない。少なくとも、そういうブランディングができていると言う点に関しては。
調べてみると、本の虫と言うのは古い本を餌に住みつく虫、紙魚目(シミモク)になぞらえているらしい。本を食って生きている生物と言うべきか。
とりわけ、本を食べて生きると言うと、野村美月さんの「文学少女シリーズ」を思い出す。本のページを引きちぎっては、むしゃむしゃと食べる。
流石にまだ本を食べて生きるほどの生命体にはなっていないが、奴は生きるために本を読んでいるんだ、それくらい本が日常的に必要なやつなのだと思われて、悪い気はない。
まぁなきゃなくても困るものでもない(本が読めなくて死ぬことはない)し、未だに歯を磨くように読書するほど、日常的に当たり前のものになっているかは疑問である。
それに、揶揄表現として言われただけかもしれない。ある種のネガティブなイメージ(根暗な的な意味)として。
いずれにせよ、間違ってはいないけれどもね。それではまた次回!
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