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言葉の響きに惹かれてもいいではないか

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

自己紹介のQ&Aとかに"座右の銘"や"好きな名言"などがある。概ね偉人の言葉や諺などをあげることが多いであろう。

座右の銘は自分を奮い立たせる言葉がいい。だが誰かに聞かれないと思い出さないようでは名言ももったいない。

帰宅途中や嫌なことがあったとき、何度も頭の中を過る台詞がある。

その言葉はゲームにある。

大学時代からドハマリしたゲームにSEGAの「龍が如く」シリーズがある。

「龍が如く」は東京の神室町を舞台に、"堂島の龍"と呼ばれる主人公 桐生一馬が組の内紛や関西最大の組織、海外マフィアなどに立ち向かうアクションアドベンチャーゲーム。

あくまでもフィクションだが、道を極めた世界に生きる男というものは、どこか魅力を感じるものがある。義理人情をどこまでも大切にする生き様に、かっこいいと思ってしまう。

中でも好きなのが「龍が如く0」に、若頭補佐として主人公と何度も対峙する久瀬大作という男。

一度目のタイマンで"ケジメ"をつけられ、若頭補佐達にナメれた後での二回戦。極道にも堅気にもなれない中途半端な主人公にこう説く。

極道ってのはなぁ ボクシングとは違ぇ
喧嘩に負けたヤツが 敗者になるんじゃねぇ
最後まで"張り続けられなかった"ヤツが負けるんだよ

 「龍が如く0」久瀬大作の台詞より

カッコいいぜ〜久瀬の兄貴!漢の生き様を感じるぜ!

…って話をゲームを全くやらない知り合いにしたら、

"張り続ける"ってどういうこと?と言われてしまった。

言葉の響きに惹かれた、というか話す姿に憧れた手前、言葉の意味までは考えていなかった。

見栄を張る、肩が張る、気を張る、胸を張る、博打で張る…

張るという言葉には様々なが意味があれど、この台詞には主語がないため一体何に"張る"のかは捉え方次第である。

だがそんな細かいことを考えなくても、”張り続ける”という生き方が好きだ。

人生にK.O負けはない。何度も何度も立ち上がってやる。

言葉の意味はよく分からずとも、それでやる気が上がるのならばいいではないか。ヘペトナス!

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