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今の私を形成する本たち

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

先日noteを眺めていたら、fumiさんの面白い記事を読んだ。

fumiさん曰く10年前の読書遍歴のなかに、今の自分の断片があるに違いない。
興味深いため自分も考え直して見ました。

10年前と言えばまだ高校生。

案の定(?)図書委員長を務めていた。カウンターでこの人はこんな本を借りるのかと眺めるのが楽しかった。

高校3年間の私と言えば、陰キャな読書好きでアニメオタク、時折ひとりでディズニーに行く学生であった。

放課後は地元の図書館か自習室へ行くか、少し遠回りをして古本屋か書店へ向かう。
当時出掛けると言えば、上野か秋葉原。美術館や博物館に行くか、何の気なしにアニメショップを巡る休日。

四半期一くらいでディズニーに行く。家族と行くときもあれば、ひとりでインパする日もある。高校生にもなって母親と二人でディズニーに行く男子高校生は物珍しかろう。

(この時点で、さして現在と大して変わっていない。これに神保町を追加したくらいだ)。

10年前、何を読んでいたかと言えば、小説とライトノベル、あとは漫画が多かった。

無難に宮沢賢治や太宰治を読んでいたけれども、全然内容を理解できなかった。
そもそも当時は読書家というほど本読みではなかった気もする。

長編というよりも、短編集の方が多かったかもしれない。奥田英朗さんの「イン・ザ・プール」やよしもとばななさんの「キッチン」を読んだ記憶がある。

ジュール・ヴェルヌの「海底二万マイル」や「十五少年漂流記」新潮社を大変楽しく読んでいた。

映画化された作品の原作をよく読んだ。新海誠さんの「言の葉の庭」KADOKAWAの書籍版は今でもお気に入り。

漫画「惡の華」のアニメ化の影響でボードレールに手を出した。

現国の先生が授業の前に話していた三崎亜記さんの「となり町戦争」集英社や東川篤哉さんの「中途半端な密室」光文社を真似して読んだ。

一介のアニメオタクとして、伏見つかささんの「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」電撃文庫や平坂読さんの「僕は友達が少ない」MF文庫は通読していた。

萌えキャラ系の四コマ漫画とかも読み漁った。蒼樹うめさんの「ひだまりスケッチ」芳文社しかり。そう言えばコンプティークを購読していた。

ディズニーのガイドブックや雑誌のバックナンバーを眺めるのも好き(ディズニーの"Aチケット"とかご存じの方いる?)。

振り返ってみて、少なくとも自分の「好きなこと」に一途な人間であったなとは思う。

アニメオタクだったこともあり、タイトルで選り好みせず「まずは読んでから文句を言おう」という前提が出来上がっていた。

「手当たり次第」と言う見方もあるし、周りの流行りや人の影響も受けてきている。

今の読書が10年後を形成するのならば、真面目な本を読むべきでもある。でも今の自分を形成してきた本の流れもあるため、一気に180度変えることはなかなか厳しい。

でも、無理に変える必要性もないとも思う。読書の好みなんて早々に変えられるものでもないし、本が好きならば何を読んでも学べる点があるはずだ。

皆さんは10年前、何を読んできたのでしょうか。それではまた次回!

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