捨てずに「残した」漫画たち
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
今週は所用で実家に帰還している。旅行中の両親が帰ってくるまで、金魚ちゃんの世話を仰せつかった。
ほぼ毎週のように開催している東京読書倶楽部の読書会も、基本的に第一週はお休みにしている。
月末に翌月の全体スケジュールを決める手前、月初は人が集まりにくい傾向と、たまには何もせずに休みたいという私からの強い願望である。
そんなわけで、今日は実家で一人お留守番。特にすることもない。
涼しくなったので惰眠を貪るのも悪くはないのだが、せっかく実家に帰ってきた手前、捨てられずにいる漫画を読み返している。
学生時代、オタクだった頃に買い揃えた美水かがみさんの「らき☆すた」やかきふらいさんの「けいおん!」などの4コマ漫画。
高校近くの古本屋でまとめ買いした雑破業さん原作・竹内桜さん作画の「ちょこッとSister」全8巻。
あとは映画を観に行って以来、新刊が出るたびに通学路にある書店で買って帰った椎名軽穂さんの「君の届け」。
月日は流れアニメへの熱が減り(消えたわけではない)、手放した漫画も多いけれども、未だ捨てられずに残している漫画も多い。
もはやここまで来ると、「捨てられず」というより、他の本と同様に蔵書として、「残している」と言っても過言ではない。
最近は父も寛容になりつつあるが、昔はいわゆる「萌えアニメ」に対して、あまりいい顔をしなかった。
まぁ当時はごりごりのアニメオタクだったこともある。
始発でコミケに行くわ、帰ってきたら可愛い女の子のポスターやらフィギュアやらが置かれているわ。きっと父の考える「普通の学生」ではなかっただろう。
だが言い訳ではないけれども、漫画やアニメグッズなどの収集癖は、少なからず父の影響を受けている。
父もまた、未だに漫画を「捨てず」、クローゼットに「残している」。
おそらく、漫画だけを比べたら、私よりも蔵書があると思われる。
他にも、昔の戦隊ヒーローのカードやらゴジラなどの指人形など、もはやまんだらけの一区画のような品揃えである。
だがしかし、父の蔵書は原哲夫の「北斗の拳」やあだち充の「タッチ」など、「普通の漫画」だから、お前の持っている「可愛い女の子の漫画」とは違うのだとは、当時度々言われたものだ。
そりゃ「北斗の拳」と「らき☆すた」は全然違うだろう(…まぁ、こなたは「北斗の拳」を読んでいる可能性は高そうだが…)。
私が言いたいのは、ジャンルや趣味嗜好は違えど、父の収集癖を遺伝子レベルで受け継いでいるという点である。
何だかんだ言って、やはり私は荒川で拾われた子ではなく、父の子なのだと、午前中漫画を読み続けて悟るなり。それではまた次回!
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