"気休め"に読む本なんてない
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
先日友達と話している時に、読書に関して捉え方の違いを感じた。
「気休めに小説を読むのは良いけど、もっと実用書やビジネス系の本を読んだ方がよいのでは?」
後半はまぁ納得できる。だが前半はどうか。
世の中には読むべき本は沢山あるかもしれない。ビジネスマンの必読書とかサラリーマンの読むべき本とか、勉強になる本はある。
だが、読まなければいけない本はないし、それ以外の本が気休めや休憩のために読む本だと言われるのは癪である。
無論時には頭を使わないで、ただただ娯楽のために読む本はある。先日だと森見登美彦さんの「恋文の技術」は確かに笑うために読んだ。
だが(自称)読書家にとって本は気休めで読むものではない。
すべての本が自分を形成しているのに、どこに気休めに読む本があろうか。
すべての本に集中して読んでいる。だからどんな本でも学んだり、新しいことに気づいたりする。
心の琴線に触れるような本を、どうして気休めに読もうと思うのかしらん。
これは本の捉え方によりけり。本というものに対してどんな価値観を抱いているかによるだろう。それではまた次回!
今日もお読みいただきありがとうございました。いただいたサポートは、東京読書倶楽部の運営費に使わせていただきます。