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【東京道路奇景ガイド#09】 水面ギリギリを通る高架橋 千鳥ヶ淵

こんにちは。交通技術ライターの川辺謙一です。
今回は、「東京道路奇景」の実例として、千鳥ヶ淵をご紹介します。首都高の高架橋が水面ギリギリを通るめずらしい場所です。

■千鳥ヶ淵の概要

千鳥ヶ淵は、皇居の北西部にあるお堀で、桜の名所としても知られる場所。
ここでは、首都高速道路のC1都心環状線の高架橋が通っています。
周囲の景観に配慮するため、高架橋の橋桁の位置が水面近くまで低くしてあります。『首都高速道路公団二十年史』p105には、次のように記されています。

この区間は水上公園上という風致上の点および水面すれすれを通る高速道路の計画高の点の2面から、けた高や工法などの制約を受けた。

■おすすめの鑑賞場所

「千鳥ヶ淵緑道」と呼ばれる遊歩道(全長約700m)の中間地点。

■アクセス(鑑賞場所まで)

東京メトロ東西線・半蔵門線九段下駅2番出入口から徒歩2分


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