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東村山駅と志村けんさん

こんにちは。交通技術ライターの川辺謙一です。
今回は交通からちょっと離れて、志村けんさんについて書かせていただきます。

■西武東村山駅東口にある銅像

志村けんさんについては、説明するまでもないでしょう。日本を代表するコメディアンで、かつてのドリフターズのメンバーであり、昨年3月に感染症で亡くなられた方です。

その死はあまりにも突然だったので、そのニュースを聞いたときは半信半疑でした。

ただ、先日東村山駅に行って、「ああ、本当に亡くなったんだなあ」と実感しました。たまたま西武新宿線を利用する機会があり、東村山駅で途中下車し、その東口広場にある志村けんさんの銅像を見たからです。

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私が訪れたときは、銅像の前に次から次へと人がやってきて、それぞれがスマートフォンで銅像を撮影してその場を離れていきました。その状況を見て、志村けんさんの偉大さを改めて感じずにはいられませんでした。

■感銘を受けた『志村流』

ただ、私はある本に出会うまで「志村けん」という方に特別関心を持っていませんでした。世代としては、ドリフターズが出演していたTVお笑い番組『8時だヨ!全員集合』をリアルタイムで見ることができたはずなのですが、実家では「教育上好ましくない」という理不尽な(?)理由で視聴を許されず、子供時代にその面白さに触れることができなかったのが大きな要因だと思います。

そしてある本を手にして、志村けんさんに対する印象が一変しました。その本は、2002年3月にマガジンハウスから発行された著書『志村流』です。

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この本は、志村さんの真面目さと仕事への情熱が感じられる1冊です。

とくに感銘を受けたのは、「約束の時間に遅れると、相手の時間を奪うことになる」ということを記した部分です。これはビジネスにおいては基本中の基本ですが、私はこの本を通してその重要性にあらためて気づき、「約束の1時間前には現地に着き、絶対に遅れないようにする」ということを実践してきました。

もともとはハードカバーで出版された単行本でしたが、現在は文庫化や電子化されて手軽に読めるようになりました。ご興味がある方はぜひ読んでみてください。


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