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複数の「東京道路奇景」が楽しめた浜松町の展望台

こんにちは。交通技術ライターの川辺謙一です。
今回は、複数の「東京道路奇景」が楽しめた浜松町の展望台をご紹介します。残念ながら、この展望台はビルの建て替えによって今では利用できなくなってしまったので、この記事では過去にここで撮影した写真とともに振り返ります。

■浜松町の展望台の概要

ここで紹介する浜松町の展望台とは、世界貿易センタービルディングの最上階にあった「シーサイドトップ」です。その名の通り、海岸(シーサイド)に面した展望台で、都心のダイナミックな景観を間近で楽しむことができる貴重な場所でした。

「シーサイドトップ」は、残念ながら2021年1月31日をもって営業を終了しました。世界貿易センタービルディングの建て替えが決まったため、ビル全体の営業が終了する前に利用できなくなってしまいました。

■この展望台から見えたもの

この展望台の大きな特徴は、おもに次の2つを楽しめることでした。

(1)都心のダイナミックな景観
(2)4つの交通モード(鉄道・道路・船舶・航空)の姿

(2)は、下記のものをすべて見ることができたことを指します。

【鉄道】山手線・京浜東北線・東海道線・東海道新幹線
    東京モノレール・ゆりかもめ
【道路】街路(市街地の一般道路)・首都高速道路C1都心環状線
【船舶】日の出桟橋を発着する水上バスなど
【航空】羽田空港を発着する航空機

この展望台は、以下のようなジャンクション(JCT)が織りなす「東京道路奇景」を楽しめる場所でもありました。


・浜崎橋JCTと日の出桟橋

告知11浜崎橋

・汐留JCT 超高層ビルの隙間からの眺め

告知10汐留

また、首都高速道路・東京モノレール・JR線の立体交差も楽しめました。

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■新しい展望台はできるのか?

世界貿易センタービルディングは、新しい超高層ビルに生まれ変わるそうです。ただ、「シーサイドトップ」のような展望台が設けられるかどうかは、執筆時点ではわかりません。

もしこの地に渋谷スクランブルスクエアの最上階にある「渋谷スカイ」のような展望台が新たにできたら、「シーサイドトップ」よりも高い位置から都市景観を楽しめるようになるでしょうね。

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