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思い込みから解放されるとラクになる

こんにちは。50代フリーランスライターの川辺謙一です。

今回は私の専門である交通から離れ、「思い込みから解放されるとラクになる」という話を書きます。


■ 思い込みでうまくいかないことがある

みなさんのなかには、人生の目標を持っている方が多くいるでしょう。
また、すでに目標に向かって自分を奮い立たせ、努力している人もいるでしょう。

たしかに、目標を持つことや、それに向かって努力することは素晴らしいことです。

ただし、その目標が極端な思い込みであり、自分に合わないものだと、その努力が自分にとっての負担になり、かえってうまく行かなくなることもあります。

かく言う私は、それに気づくのに時間がかかりました。

以下は「思い込みによってダメになった実例」としてご覧ください。

■ 自分を思い込みから解放する

私は、かつて思い込みが強い人間でした。
よく言えば「まじめ」、悪く言えば「がんこ」だったのです。

子供のころは、工作が好きになり、将来は技術者になりたいと考えていました。

それゆえ高校時代は、「自分は技術者になるんだ」と思い込み、だいぶ無理をして勉強に励みました。

大学・大学院では、別の道を歩むことを考えつつも、結局技術者になることを目指し、研究開発をしている会社に入りました。

会社員時代は「技術者としての成果を出さなければならない」と思い込んで馬車馬のように働き、自分を必要以上に追い込んでしまいました。

その結果、心身ともにパンクして会社に通えなくなり、休職しました。

これによって、ようやく自分の人生をふり返る時間的な余裕ができました。
また、このとき次の2つに気づきました。

  • 長らく思い込みにとらわれ、自分で自分を追い込んだこと

  • 「自分がやりたいことは職業にならない」と思い込んでいたこと

そこで私は、自分を思い込みから解放しました。具体的に言うと、自分が技術者や会社員に向いていないことを素直に認め、独立して自分がやりたいことを職業にしたのです。

■ 暮らしがラクになった

これによって、日々の暮らしが「ラク」になりました。

もちろん、フリーランスは「ラク」な職業とは言えません。会社員とくらべると収入が不安定で、社会的な信用もなく、経済的にはきびしいことも多いです。このため、誰にでもおすすめできる職業ではありません。

ただ、私の場合は、フリーランスになって、会社員時代よりも明らかに気分が「ラク」になりました。他人と競争する気持ちがなくなり、自分のやりたいことに素直に向き合えるようになったからです。

そのためか、私は会社員時代よりも長くフリーランスで活用することができました。会社には約9年所属したのに対して、独立してフリーランスになってからは、その2倍以上の約20年が経ちました。

おそらく、自分にとって今の職業が「ラク」で、合っていたから長続きしたのでしょう。

なお、日本では、「がんばる」ことが美徳とされるゆえか、「ラク」することがまるでいけないことのように思われているところがあると私は感じています。なぜならば、海外に行って「がんばらずに楽しそう生きている人たち」を見てきたからです。

ドイツのベルリンを走るビアカー。運転手以外は、市街地の風景を眺めながらビールが飲める。「この人たち、人生を楽しむのがうまいなあ」と思った瞬間

■ 今の目標を客観視する

さあ、ここまでご覧いただきましてありがとうございます。

もしみなさんのなかに「目標に向かってがんばっているけどうまくいかない」という方がいたら、その目標が無理な思い込みで、自分に合っていない可能性があります。

そういう場合は、少し視座を上げて自分を俯瞰し、その目標が本当に自分に合っているかをあらためて考えてみてはいかがでしょうか。今の目標が、「自分がやりたいこと」や「自分ができること」と一致しているかを冷静に考えるだけでもOKです。

それができれば、自分により合った目標が新たに見つかるかもしれませんよ。

#この経験に学べ

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