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肩関節前方脱臼対応

こんにちは。柔道整復師のかわです。 今日は肩関節前方脱臼について書いていきたいと思います。 肩関節前方脱臼は接骨院でも整形外科でももしかしたら出かけ先でも遭遇するかもしれません。そんな時柔道整復師として脱臼かどうかを判断して応急処置(整復固定)できたらいいと思います。 今日は僕の記事が皆さんの利益に少しでもなれるように書いていきます。 まずどんな時に外れるか。 肩関節の脱臼は介達外力で発生することがほとんどです。 受傷起点は若者だとスポーツでの転倒 高齢者だと歩行時の転

    • 子供の橈骨骨折

      橈骨骨折といっても様々なものがありますが今回は子供の橈骨遠位端部骨折について書いていきたいと思います。大人の骨はガラスのように割れて折れることが多いですが、子供の骨はしなるので曲がって折れることが多いです。そのことを理解してレントゲンを見た方がいいです。 若木骨折とか竹節状骨折とか呼び名はありますが、そんなものはどうでもよくて、レントゲンを見てどんな転位をしているかを考えた方が良いです。 レントゲンの見方 ①軸がどっちに倒れているか ②軸がどこで曲がっているか ③尺骨骨折を合

      • 骨折の整復をするときに考えること

        整形勤務柔整のかわです。 私の職場では骨折が来るとレントゲンを見ることから始まります。 パッとレントゲンを見てこういう骨折だからこうしようなんてことを考えながら他の業務にあたっています。 実際その患者さんの番になると患部を見てエコーを見てまたレントゲンを見て、どういう固定にするかを考えます。 たとえば橈骨遠位端骨折であれば ◉転位の大きさ ◉関節面に骨折線が入っているか ◉掌側転位 ◉尺骨骨折の合併 この4要素を含んでいれば不安定な骨折と判断しロングアームでの固定にしようと

        • 基節骨の牽引について

          こんにちは、柔道整復師の川崎です。昨日、足趾の基節骨骨折の治療を行いました。 足趾は短く、持ちにくいため、整復が難しいことがあります。整復の基本は、遠位骨片をしっかり把持し、近位側に支点を取ることです。しかし、これがうまくできないと、操作が難しくなり、牽引力も伝わりにくくなります。 昨日はエコーを使いながら整復を試みましたが、牽引しても手が滑り、うまく牽引できませんでした。仰臥位での整復を試みましたが、効果はありませんでした。ティッシュや濡れたタオルを使っても変化は見られ

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