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いらっしゃいませが言いたくて

バイトに行ってきました。
会社員として働いていますが、ご縁があって兼業で月に1~2回だけイタリア料理店で働いています。時代の流れがありもちろん本業に迷惑をかけないことが大前提ですが兼業がOKな会社です。これには大変感謝しています。

イタリア料理店ではホールや洗い物をしています。ホールと言ってもご夫婦2人で経営しているこじんまりアットホームなお店です。ご夫婦+バイト1人といった具合でお店はまわります。

私は普段デスクワークですが、かつて洋菓子店や喫茶店で働いていたため遠い記憶の楽しかった接客業を時々思い出していました。今の仕事が好きだし接客業に転職したいという強い気持ちがあるわけではないし…でも、機会があれば接客をしてお客様の喜ぶ顔を直接見たい、お話ししたいという気持ちがありました。

お店には時々食事に行っていて、もしよかったら働いてみない?とおっしゃってくださったのが始まりです。ふたつ返事で仮返事をし、就業規則を読み直し、申請し、今日に至ります。会社は私がずっとデスクワークだから違った世界で気分転換になるのならいいんじゃないかと応援してくださっています。気分転換という表現がバイト先に対して失礼かもしれませんが、バイト先がそれでいいとおっしゃってくださっているのでそのまま表現を使わせていただきました。

バイトに入るのは短い時間ですが立ちっぱなしはやはりとても疲れます。まだしっかり慣れていなくて早く注文を言われると間違えていけないと思ってパニックになります。でも、楽しかった記憶にすがるのではなく、今の自分のまま本業では基本的には言わない「いらっしゃいませ」が言えるのはとてもうれしいです。「ありがとう、このお店があってよかった」と帰られたお客様の言葉が印象的です。飲食の接客を通してお客様の心に寄り添えることに今とても幸せを感じています。

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