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仕事の意味と選択:金融からセブンイレブンまでの旅

衝撃の別れと仕事への再考

金融工学・計量経済学を中心として学んだ大学を卒業後、金融の世界(株取引等)で「食っていく」という選択をした私にとって、あるイギリスの友人からの言葉は大きな衝撃であった。「金融は穢らわしい野蛮人のすること」と彼は言い放ち、それがきっかけで私たちの縁は切れてしまった。彼の言葉は、私に「仕事とは何か?」という根源的な問いを再び投げかける契機となった。

マクドナルドへの挑戦とセブンイレブンでの新たなスタート

その後、地元のマクドナルドへアルバイトの応募をしたが、残念ながら採用には至らなかった。しかし、その失敗が次のステップへとつながり、セブンイレブンでアルバイトとして働くことになった。そこから私の「仕事の旅路」は始まったのであった。

仕事の本質への洞察

仕事を通じて私が見出したのは、仕事の本質に対する深い洞察である。金融(株・為替・債券等の取引)の世界で「食っていく」ことは、まさに金の奴隷である。それは、企業における上司の奴隷や組織の奴隷になることと同じだと感じるようになった。そして、「楽しさの奴隷」として働くことの重要性に気づいた。仕事を選ぶ基準は、金銭や地位ではなく、その仕事を通じて得られる喜びや充実感にあるべきだと私は確信している。もちろん、セブンイレブンでのアルバイトは接客はもちろん、POSというシステムの学びにおいて、私を成長させ充実した時間を過ごさせてもらったことは言うまでもない。

天に仕える仕事の意義

さらに、仕事にはさまざまな形があることを学んだ。「天に仕える仕事」は、天皇がなされることであり、それは高貴な使命感に基づくものである。しかし、私たち一人一人にも、自分の天職を見つけ、その仕事を通じて社会に貢献する使命があると感じている。

結論:仕事を選ぶ基準

私の経験から言えることは、仕事を選ぶ際には金銭的な利益や地位よりも、その仕事を通じて得られる満足感や充実感、社会への貢献を優先すべきだということである。私はセブンイレブンでのアルバイトから始まった仕事の旅を通じて、仕事の真の意味を見出した。そして、それは「楽しさの奴隷」として、自分の仕事に情熱を注ぐことから始まったのである。

※画像:2005年夏、代々木公園にて撮影


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