ストレスと経済活動②

メンタルヘルスと経済についての続きです。

メンタルヘルスと経済活動の相関は、今になって注目されていることではなくて、2010年の厚生労働省の調査でも、うつ病や自殺による日本の経済損失額が、年間約2.7兆円に上るという推計結果を出しています。

やっぱり、コロナウイルスの感染拡大で、世の中にも社会にも不安や怒りがたまって、ストレスやココロの問題は、決して目を背けられない問題になっていますね。。。前回の記事で「ストレスの根本原因と向き合っていない」と書きました。ここからがスピ的だったりヒーリング的な観点です。

この投稿での「ストレス」は、他人や社会、コミュニティ等に対しての憤りや不安や悲しみなどから起因するものをイメージしています。。

●旦那、嫁、こども、親戚、家族や親戚への憤りや不満
●上司、先輩、後輩にムカつく
●友達の言葉にイラっと来た
●芸能人・著名人にムカつく
●政府にムカつく、社会にムカつく、○○国にムカつく
…etc

そんな苛立ちや不満や悲しみって、誰もが持っていますよね・・・?
こういう時、ちょっとだけ視点を変えてみてください。

たとえば、、、
「無理難題を押し付ける取引先にムカつく」
→「無理難題を押し付ける取引先がいる状況を引き寄せている自分」と置き換えます。
そして、この状況を引き寄せている“メリット”が必ずどこかにあります。

自分との向き合い方はこんな感じです。
(どんな無理難題を言ってくる?)
→「予算が無いのに要求度が高い≒無茶ぶりしてくる」
(無茶ぶりされるとあなたはどうなる?)
→「取引を継続させるために何が何でも達成する」
(今までの人生で一番最初に何が何でも達成させた経験は?)
→「子供の頃の苦手な宿題」
(それはどんな感じ?)
→「子供の頃、苦手な宿題を頑張るとお母さんがほめてくれた」
(ほめられるとどんな感じ?)
→「うれしくて、お母さんが自分だけをみてくれる感じがする」

お!この、「頑張ればお母さんがほめてくれた」はメリットの可能性がありますね!そして、今までの人生の中で一番最初の経験、という問いもポイントです。

言い換えると、頑張れば頑張るほど、お母さんが自分と向き合ってくれるから、という心地よいメリットがあるからこそ、無理難題を突き付ける状況を引き寄せている、といえるようです。
「無理難題をこなすことで、母親とのつながりが強化される」とか
「無理難題をこなすことで、家族とつながれる」などです。

実際のカウンセリングは、もっと複合的なトラウマやメリットが多いので
あくまでも、文章化するための例えです。

文字であらわすのって、難しいですね。。。
とにかく、“ムカつく何か”が現れたとき、
相手やほかの何かのせいにするのではなく
「そんな状況にしている自分」と置き換えて、
自分自身になぜなぜと疑問攻撃してみると、自分自身への気づきが得られるかもしれません!!

この方法はPTSDなどの治療にも使われる心理療法のテクニックともよく似ています。

すごくざっくりですが、自分自身をクリアにするテクニックの一つです。



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