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岸田政権が長引くと日本が破綻するかもしれない。



最近、電気代が高いですよね。
オール電化住宅に住んでいると何をしても電気代に直結するので、日頃からかなり節約してるのに、「こんなはずないでしょ!?」という請求が来ると目の前が真っ暗になります。

電気代だけじゃありません。
ここ最近はスーパーで買い物をしても、「あれもこれもまた値上がりしてる〜!」と、絶叫したくなる事態になっています。

こうなると「もう少しどうにかならないの!」って、怒りの矛先を日本政府に向けたくなりますよね?
でも‥‥じつは岸田サンが頑張ると、ろくなことにならないのです。
こちらをご覧ください。

賃金に詳しい日本総研の山田久氏は「賃上げは労使交渉で決まるのが基本で政府ができることは少なく、従来と変わらない事業が並んだ」と分析。「財政正常化の道筋を示さないと、物価高騰の一因の円安は止められない。低所得者への支援や賃上げ関連の政策に絞るべきだ」と指摘する。
賃上げ対策は1割届かず…支出29兆円超の第2次補正予算案を閣議決定 財源の8割は借金に頼る
東京新聞 WEB 2022年11月8日より引用


29兆円って‥‥正気を疑いますよね。
しかもどうやら岸田サンには、多額の予算を組んだ目玉政策やプロジェクトで潤うのは、円安による物価高で困窮している国民じゃないってわかってないみたいです。

そもそも、政府が予算を割いて賃上げ対策を講じれば賃金が上がるのなら、アベノミクスでとっくに上がってなきゃおかしいでしょう?
安倍っちは「アベノミクスで賃金上げます」って言ってたけど‥‥じゃあ賃金は上がりましたか? わたしは上がってませんけど。

岸田サン、いくら他に思いつかないからといって、変わりばえしないお馴染みの事業に多額の予算を組んで寄生虫に丸投げしてたら、そのお金は必要なところまで届きませんから!
丸投げしたその先で、自称専門家集団がアリのように群がって中抜きしまくる構造を先にどうにかしない限り、受けた仕事を下請けにまわすだけで億の儲けにウハウハな連中を喜ばせるだけに終わります。

もともとそういう構造があったところに、安倍長期政権時代に勝手なルール変更や抜け穴づくりがおこなわれたせいで、不正の温床や規模がさらに拡大していると思われます。
なのに何の対策もとらずにそのまま丸投げしてたら、喜ぶのも潤うのも寄生虫とハイエナだけだって、何故まだわからないのですか?



安倍&菅コンビが幅を利かせていた頃は、それでもまだ彼らなりの信念(?)と統率のもと、当人たちが睨みをきかせ、ブレることなく部下や寄生虫の手綱を握っていたのでしょう。
少なくとも部下たちがてんでに勝手な真似をして、収拾がつかなくなる事態を心配する必要はありませんでした。

岸田政権はどうでしょう?
安倍氏や菅氏の真似っこしてるだけで、残念ながら信念もヴィジョンもあるようには見えません。
岸田政権になってから、問題ある言動におよぶ議員や閣僚が妙に目立ちますが、ぶっちゃけ岸田サン、部下にナメられていませんか?

真面目で善人。良くも悪くも事なかれ主義で、強く非難されるようなこともしない代わりに、読みが浅く押しも弱い。これといった特徴もなければ特筆すべき実績もほぼ皆無。
そんな煮えきらないリーダーでは部下に睨みをきかせられないのでは?
それだけならまだしも、岸田サンにはリーダーとして致命的な欠陥があります。


失礼ながら岸田サンには、安倍氏のごとき悪知恵も周到さも、菅氏のような合理性優先の冷淡さもありません。
見よう見まねで前任者たちのやり方に倣うばかりで、政権の特色を押しだせない。敵をつくりたくなくて四方八方にいい顔をするせいで後手後手にまわってばかりというのは、公人としてどうかと思いますね。
そのくせ突如として安倍氏の国葬を決めて、国民から大反対されようが頑として譲らない独善的な面も見られます。

安倍政権ですら「強行採決でも民主的な手続きには従っている」と見せかけるぐらいの画策はしていたのに、まともに説明もしない岸田サンの独善ぶりには驚かされました。
やりくちが横暴だ姑息だと言われてきた安倍氏でさえ、重要な決定をする際には手順を踏み、表向きの体裁は整えていたのですけどね。

後任の菅氏は、安倍氏というクッション役がいなくなって自分がトップに立ってからも、官房長官時代と同様の説明の杜撰さでかなり批判されましたが、多大な反感を買った一方で、短命政権ながら携帯電話料金を下げるなどの実績も残しました。

では岸田政権はどうでしょうか?
1年経っても何ら実績を残せておらず、おおよそ日和見的で、ただただ周りの人間たちの思惑や意見に流されているようにしか見えません。
おまけに岸田サンは唐突にトップの自覚に目覚める(?)らしく、時として思いつきで独断専行の見当違いなアピールをしますよね。
ところが、これも批判されると、たちまちいつもの煮えきれない言動にもどり、言うこともやる事も二転三転する体たらくで、何がしたいのかまるでわからない。

最近の岸田サンがやったことをちょっと書き出してみます。


・安倍氏の国葬を勝手に閣議決定。
・マイナンバーカードの唐突な義務化と現行の保険証廃止の決定。
・旧統一教会の解散命令の検討はろくに説明もせず二転三転。
・問題ある言動の議員をいつまでも役職につけたまま放置し、炎上してから仕方なく更迭。

国民から反対や疑問の声があがっても、聞く耳を強調しながら正面から答えるわけでもなく、とりあえず「国民の声は聞いた」から、あとは成りゆきまかせの出たとこ勝負というのはいかがなものでしょうか?

岸田サンには、あげつらうほどの悪辣さもない代わりに、武器になるほどの弁舌や立ち回りの巧みさも、計算高さすら無さそうに見えます。
そんな岸田サンが安倍政権のやり方をお手本にするのは無理があるのでは?
なのに岸田政権が進む方向は安倍、菅政権時代と同じなのだから、どうしたってその劣化版にしかならなくて当然なのです。
二番煎じどころか、もはや出がらしの薄まったお茶を後生大事に煮出しているかのごときお粗末さです。

大変申し上げにくいのですが、率直にいって岸田サンに総理は向いてないというか、なんのヴィジョンも信念も持たず、ただ「総理になりたかっただけ」だとしか思えないのです。
いくら「聞く姿勢」を打ち出してみても、何の覚悟も展望もないからまったく対処できずに口先ばかりで、日和見なのに独善的という両極端を行ったり来たりと、今のところ国民に何のメリットも提示できていません。
これで支持率が下がらなかったら驚きます。



じつはわたしは、昨年の総裁選の頃から思っていたのですが、岸田サンは安倍氏という御意見番の下で、多少の裁量権と自由を許される約束で(?)自党の派閥によって選ばれた傀儡の総裁ぽかったんじゃないですか?

なのに岸田政権を背後で操る安倍氏が突然いなくなってしまい、周章狼狽した挙句、想定外に大きな裁量権と自由を手にしたことで完全に浮き足立っていませんか?
このまま糸の切れた凧みたいに、どこへ向かって飛んでいくのか見当もつかないし、岸田サン自身もわからなくなっていませんか? 

でもですね、岸田サンが悠長に道に迷ったり思い悩んだりしている間にも、コロナと円安と物価高で困窮する国民は増え続けているのです。
そして、次第に声を上げる気力も余力もなくなるほど困窮する人々が増えてゆくと、国民生活だけでなく国のシステムもあちらこちらで破綻してゆくと思われます。
だって、それらを支えているのもまた国民なのですから。

取り返しがつかないほど破綻した後になってから気づいても遅いのです。
岸田サンには1日も早くそこに気づいてくれることを望みます。
加えて、問題行動や発言を反省しない議員や閣僚をいつまでものさばらせておくのは、トップとしての威信に欠けることを自覚してください。

困ったちゃんは直ちに更迭するなり辞任させるなりすればすむのに、なかなか決断できずに先送りしているうちに事態はどんどん悪化し、優柔不断と不手際が強調され、あちこちから山ほど苦言をもらって庇いきれなくなってからようやくクビにする‥‥それでは遅いのです。

もしもこの先で岸田サンの手に負えない事態が起きても、似たような対処しか出来ないのではありませんか?
それでは困るし許されないのです。
にっちもさっちも行かなくなってから責任をとって辞めることになるのなら、いっそそうなる前に、今のうちにさっさと諦めて退陣したほうが賢明かもしれません。

この国の平和と未来のためにも、ぜひご一考ください。



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