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実家敷地に開かれたコミュニティをつくる

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地方で増加する空家問題。東京在住の息子(僕)が、そうなる前に手を打ちました。2020年、平屋賃貸住宅4棟を完成。建築専門紙「新建築」2020年8月号の表紙に掲載されました。これか…
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2022年12月の記事一覧

第23回 母屋リノベ―ションの選択肢

母屋リノベ―ションにどこまで投資できるか、より厳密に検討することにした。ついては、4つの…

H.Fukuzawa
1年前

第22回 カフェなし新築棟修正案

9月2日のプレゼンテーションでは、カフェなし案かつコスト削減案が示された。4割もオーバーし…

H.Fukuzawa
1年前

第21回 母屋のリノベーションの変遷

前回説明したように、予算制約から母屋のリノベーションも、なかなか思うように計画できなかっ…

H.Fukuzawa
1年前

第20回 理想と現実のギャップ

7月にカフェを断念することになったが、それまでにもいくつかの僕の要望が、コスト制約によっ…

H.Fukuzawa
1年前

第19回 プラン変更し、カフェを諦める

僕の頭の中での本プロジェクトは、コレクティブハウスとカフェと民泊とオープンスペースを、新…

H.Fukuzawa
1年前

第18回 住まい方とレジリエンス(しなやかな強さ)

NPO法人コレクティブハウジング社(CHC)訪問 2022年6月12日、これまでも何度も名前の出てきたN…

H.Fukuzawa
1年前

第17回 コレクティブハウスの見学

建築設計のプランを設計事務所と進めながら、並行してコレクティブハウス に関する勉強を始めていた。何はともあれ現地に足を運び、直接住人の話を聞くことが最も大切だと考える。 コレクティブハウス 大泉学園 2022年1月22日、コレクティブハウス 大泉学園を訪れた。NPO法人コレクティブハウジング社と住人が共同か開催しているリアルの見学会に参加した。コロナの影響もあり、参加者は僕一人。 地元社会福祉法人とNPO法人コレクティブハウジング社(CHC)が連携して、障害のある人もな

第16回 購入地接道の二項道路認定確定

2022年6月23日。町より、狭あい道路後退協議済書が発行されたとの連絡が入った。予想通…

H.Fukuzawa
1年前

第15回 S室広さ問題

2022年5月29日のリアルでの打ち合わせにおける二つ目の課題が、L室の二階に2戸設置する…

H.Fukuzawa
1年前

第14回 上水・下水管問題の結論

2022年5月29日に、父の四十九日法要のための帰省に合わせて、建築事務所と打ち合わせを…

H.Fukuzawa
1年前

第13回 上下水道問題

購入した隣接地は、市街化調整区域で畑という難しい土地だが、それに加え接道に上水道が通って…

H.Fukuzawa
1年前

第12回 父が亡くなった

母は、2022年4月10日に土地家屋測量士Hさんに父の印鑑証明を渡すと約束したのだが、それ…

H.Fukuzawa
1年前

第11回 父の病状悪化の影響

隣接地の購入契約は無事完了したが、土地関係だけでも、まだ先は長い。購入地の確定測量、町と…

H.Fukuzawa
1年前

第10回 隣接地の購入完了

隣接地の売買契約は、2022年2月10日と決めた。しかし、直前(2日前)に新たな事実が判明した。その土地の購入者は僕ではなく、父の方が望ましいことがわかったのだ。 誰の名義で購入するか 説明しよう。隣接地の購入後、その土地と既存の母屋が建っている土地を合わせて開発する計画だ。一敷地一用途一管理者の原則に従わねばならない。建物は母屋以外の3棟新築する計画だ。つまり、母屋と合わせて敷地を4分割(分筆)する必要がある。購入する土地内だけで1棟建てるのであれば問題ないが、1棟は既