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第13回 上下水道問題

購入した隣接地は、市街化調整区域で畑という難しい土地だが、それに加え接道に上水道が通っていないというハンディも抱えていた。購入する際にそれは知っていたが、あまり深刻には考えていなかった。

設計士の栗原さんの調査で、状況がだんだんわかってきた。(4月22日のzoomでの打ち合わせ)

上水台帳より

水色の既存上水設備二箇所で上水道は行き止まりになっている。赤線の道路地下には、上水道管が通っていない。そもそもなぜこの部分だけ通っていないのか。売地と書かれたこの部分は畑だったので、水道は不要と判断されたのだろう。もし、ここにも水道管を通していれば、既存の上水道の水圧はもっと高く維持できたらしい。行き止まり近くで水圧が下がることは、素人でもわかる。でも、あえてここをつないで水圧を高くすることはしなかった。お役所の考えそうなことだ。

栗原さんの調査の結果、購入した土地に上水道管を通すためには、以下のプロセスを経ねばならないという。

①町に上水本管の延長工事を申請後、町が本管の設計を行う(約一ヵ月)
②工事店の入札期間(約一ヵ月)
③本管施工(約一ヵ月)

工事は、入札までして町の事業として行うにもかかわらず、費用はこちらが負担しなければならない。おそらく250万円前後になるそうだ。全く理不尽だ。

僕は上水管を延長せず、既存上水設備から敷地内を水道管を引っ張ってこれないかを質問した。自費で敷地内を通すなら問題なかろうかと思って。しかし、既存上水設備から引っ張ってこられる戸数は決まっており、追加で充当するのは難しいとのことだった。

また、下水道管も購入した敷地接道には通っていない。ここにも、新たに下水管を引っ張ってこなければならない。その費用も施主負担の可能性もあるらしい。引き続き調査をお願いした。



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