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映画「明日を綴る写真館」を鑑賞して

【解説】
1964年に映画デビューして以降、名バイプレイヤーとして数多くの作品に出演してきた平泉成が、80歳で映画初主演を務めた作品で、写真館の主人と若いカメラマンの交流を描いた、あるた梨沙の同名漫画の実写映画化。

気鋭のカメラマンとして活躍する太一は、さびれた写真館を営む鮫島の撮影した一枚の写真に心震わされ、華々しいキャリアを捨て、鮫島に弟子入りを志願する。他人に関心を持たず淡々と写真を撮っていた太一は、写真館に訪れる客ひとりひとりと対話を重ねることで、被写体と深く関わっていく鮫島の撮影スタイルに驚きを隠せずにいた。客たちの心残りや後悔に真摯に向き合っていく鮫島の姿勢に接し、太一は自分に足りないものがあることに気付き始める。

鮫島役を平泉が演じ、「20歳のソウル」の秋山純監督がメガホンをとった。太一役は「20歳のソウル」でも秋山監督とタッグを組んだ、「Aぇ! group」の佐野晶哉。そのほか、佐藤浩市、吉瀬美智子、高橋克典、田中健、美保純、赤井英和、黒木瞳、市毛良枝ら豪華実力派キャストが集った。

映画.comより

私は兼ねてから、カメラマンやそして写真館が舞台になる作品にとても惹かれる傾向があり、自作の小説や脚本でもこの設定で数本書いています。
なのでこの映画は私のドストライクゾーンを射抜き、鑑賞してきました。
感想はですね。
本当に「Aぇ! group」の佐野晶哉君のファンの方には申し訳ないですが、
彼の演技が下手すぎて、まったくもって白けてしまいました。
主演の平泉成さん、奥様役の市毛良枝さんらの脇役の俳優さんたちは申し分ないというか、当たり前の安定感のある演技ですよね。
ただ美保純さんの設定にはとても違和感がありましたが……。
物語的には感動作なのでしょうが、個人的にはかなり残念な印象の映画でした。
キャスティングミスな感じがいなめないです。
漫画の原作が好きな人もがっかりするのではないでしょう。

改めてキャスティングって作品を良さを決定づけますね。

全く個人的なお話しですが、この映画を新宿ピカデリーで鑑賞しましたが、場内は「Aぇ! group」の佐野晶哉君のファンでほぼ埋まっていまして。
でも私が予約した席の入り口に知り合いの男性が座っていて、お互いにこんな偶然があるのかと驚き、鑑賞後には新宿の街のオシャレなバーでごちそうになりました。
この映画の鑑賞記憶はこちらの偶然性の方が記憶に残りそうです。

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