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ひとりごと#71 発達障害の薬の話

もういい歳なんですが、今更(本当に今更)、発達障害の診断を受けまして、夏ごろから薬を飲んでます。最初はアトモキセチンだったのですが、血圧が上がるという5%未満の割とレアい副作用が出まして、薬量を増やすことができなくなり、今インチュニブに切り替え中です。インチュニブは逆に血圧下がるので、内科の医者がどこからどう今までの降圧剤を減らすか考えています。(アトモキセチン飲んでる間はそれに合わせて増やしてた)
アトモキセチン、血圧さえ上がらなければ、めっちゃ効いたんですけどね……
子どもの飲む量だって言われた40mgで、肩凝りなくなるわ、切り替え早くなって仕事バリバリできるようになるわ、ごみ捨て忘れなくなるわ……

子どもの頃から、今なら「発達障害の不注意だよね」って症状が多数あったのですが、駄目な子なりに生きてこれたので、ここまで診断を要しなかったんですよね。携帯・スマホ落としまくり忘れまくりでしたが、必ず戻ってきまして。(でも落とし物係の人に顔と携帯を憶えられていた。それゆえに帰ってきてたとも……)
子どもの頃は言わずもがなですね。駄目な子だけど、一部の勉強だけはできたんですわ。ただ興味ないことにはサッパリで、小学6年までは第4水準みたいな難読漢字まで読めるのに、書く方の漢字テストは常に0点でした。
…ていうと、学習障害の書字障害なんじゃって思われるかもですが、今は困らないくらいには書けるんですよね。辞書引きながら小説書いてきたおかげだと思います。書字障害が途中で回復することはないそうなので、小学生エピソードを話している間、カウンセラーの先生にすら疑われましたが、それはないか…となりました。
高校までそんな偏り成績で、ある教科は学年トップ、ある教科は下から数えた方が早い…みたいな感じでしたねえ。ある教科……って言うか、とにかく英語が駄目でした。これも、読むのはできるけど書けなかった系ですね。

今、薬切り替え中で、アトモキセチン20mgなんですが、さすがに20mgじゃ効かないのか、肩凝りが戻ってきて、ごみ捨て忘れて、スマホ忘れました……
インチュニブはまだ5日目だからか、あんまり効いてないのかなあ。
インチュニブの量が増えて、飲み続けてれば効いてくるんだろうか。不注意にはあんまり効かないそうですが。

さて、なんでこんなカミングアウトをしているかって言うと、前から何度か書いているのですが、作品の切り替えができない人だったんですよ…
でも、これ、アトモキセチン飲んでる間、改善してたんですね。つまり、逆説的に、これは発達障害の症状だったんだ……と発覚したという。
あと、肩凝りに効いたのが謎でした。話したら、薬剤師さんも「?」って顔してました。でも効いたんですよ…そして、減らしたら戻ってきたんですよ…肩凝り。
頭に効く薬は、どこにどういう風に効いてるのかわからんですね。

アトモキセチンは切り替えができる(つまり作品同時進行に近いことができるようになる)っていうのが、薬飲んで肩凝り解消と並んで感動した効果だったのですが、インチュニブに変えても同じような効果が得られるでしょうか……
薬の相性ってあるし、祈るばかりです。


余談ですが、今まで衝動的に思い立って旅行に旅立つことが多かったんですが、これってやっぱり発達障害の衝動性ってやつでしょうか…
困ったことじゃないので、メンクリの医者も未だに知りません。(そういや…と今思った)
そして、薬の効きの弱まった一昨日、突然取材旅行に行く計画を立てて予約を取りました……やはり、衝動性なのか……!

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