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【日記】日本原駐屯地記念行事(中編)

 今回は前回に引き続き、昨年11月の岡山県にある陸上自衛隊日本原駐屯地記念行事へ行った記事の続きになります。


巡閲をする駐屯地司令を務める第13特科隊の隊長である坂井健一一等陸佐
観閲行進をする第13特科隊本部管理中隊
155ミリ榴弾砲FH70と共に行進する第13特科隊
行進する第13高射特科隊
行進する第13後方支援隊第2中隊

 日本原駐屯地は中国地方五県の防衛と警備を担う第13旅団の特科・高射特科・戦車が配置されている駐屯地だ。
 いわば第13旅団の火力部隊と機甲部隊が一同に集まる駐屯地でもある。

行進する第8普通科連隊の軽装甲機動車(手前)と第15即応機動連隊の16式機動戦闘車(奥)
行進する16式機動戦闘車と第13偵察隊の87式偵察警戒車

 この時の観閲行進ではいつもと違う面々が現れた。
 第8普通科連隊の軽装甲機動車に第13偵察隊の87式偵察警戒車に加えて第15即応機動連隊の16式機動戦闘車も参加した。
 第8普通科連隊と第13偵察隊は訓練展示にも参加しているし、同じ第13旅団の部隊と言う事になります。
 ここで珍しいのは16式機動戦闘車です。
 四国の第14旅団に所属する第15即応機動連隊(善通寺駐屯地)から来たと言うのが珍しい。
 とはいえ、第15即応機動連隊の機動戦闘車部隊はその前身である第14戦車中隊が日本原にあった。
 いわば古巣に来たと言える展開だ。
 配備が進む最新装備を来場者に公開する意味もあったかもしれません。

行進する第13戦車中隊の74式戦車

 観閲行進のトリを務めるのは第13戦車中隊の74式戦車だ。
 ここで戦車を見られるのもあと1回あるかどうか。今回、日本原駐屯地記念行事の一般参加が応募で行けるにあたり、74式戦車を見る数少ない機会だと思ったからです。
 陸自の戦車定数削減や北海道や九州以外の戦車部隊廃止もあって、古い74式戦車(採用から半世紀近くになる)は退役が進んでいる。
 第13戦車中隊も来年度(令和6年)には出雲駐屯地の第13偵察隊と統合して戦闘偵察大隊となる。
 その際に、第13戦車中隊の74式戦車は退役となる。
 退役が近い、動く74式戦車を見ると言うのが日本原駐屯地記念行事へ行った最大の目的でした。

 (後編に続く)
 

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