子孫が語る上杉家の歴史

最近俳句を始めました 勝手に日本酒を応援する会 営業部長 甘酒アンバサダー(自称)の矢口輝美です。ひょんな事から俳句を始める事となり、今月の初の句会に参加したのですが・・・普段の生活の中の何気ない景色や出来事を五七五で表現するには、小さな事から季節の変化を感じ取ったり、当たり前の風景の中から、相手を思い、また思われる気持ちを感じ取ったりする。雅なお時間でございました。

雅なお時間と言えば・・・第七回勝手に日本酒を応援する会 ~子孫が語る上杉家の歴史~ が開催され、多くの方にご参加いただきました。ありがとうございました。

我らが殿上杉孝久さんと、奥様上杉みすずさんが、上杉子爵家に伝わる家宝や書、また家系図を実際に見せながら、藤原一族から関東管領時代の上杉家、上杉謙信の時代、そして上杉謙信後の上杉家についてお話下さったのですが、それはそれは雅なお時間でございました。

最初にバックで流れていたのは、一節笛(ひとよぎれ)の音。謙信公が愛用されたというもの。

そして春日山城址の紹介動画を拝見しながら、いざ戦国時代へ!

最初は乾杯のお作法からという事で、三献のお作法を実際にやってみせて下さる所から始まりました。

上杉家の歴史は京の公家「藤原氏」の一族で、お見せいただいた家系図の一番上、赤丸三つがついている祖は藤原鎌足。そして鎌倉時代に京から鎌倉に下向し、上杉家を名乗る武家となり、室町幕府の中で関東管領という重責を200年以上も担っていた。もうここまでで、殿のご先祖様は、みんな教科書に載ってます~!と大興奮!

そして上杉謙信のお話へ。ここで殿から、上杉謙信女性説についてのお話。この件については、諸説あり、そこが謎だからこそミステリアスなのですが・・・私は殿の一言で納得!しました。

その当時、女人禁制であった高野山に、上杉謙信公は行ったという事実があり、いくら上杉謙信公とはいえ女性であったら絶対に行けなかったであろう事から、男性だったでしょう。との事。

書の書き出しが女性らしいとか、一ヶ月に一度はお休みをしていたとか、諸説あるという事もお聞きしましたが、私は殿の説に深く納得致しました。

そして最後は直江兼続のお話へ。とにかく盛り沢山の内容でした。

八戸南部藩十六代当主である南部氏もご参加いただいていたのですが・・・世が世なら、このようにお目通りが叶う事はなかった方々とご一緒させていただける事に感謝しながら令和の時代に戻って参りました。

日本酒のお仕事に携わるようになって、酒蔵の歴史と日本の歴史、また日本の地理が関係している事を学んでいる所なのですが、こんな風に勉強していたら、もっと日本史が楽しかっただろうな~といつも思っています。

昨日は小さいお子さんにもご参加いただきました。これを機会に歴史に興味を持ってもらえたら嬉しいです。ご参加下さった皆さま、本当にありがとうございました。

私としては・・・上杉家からみた赤穂事件!を第二弾でお願いしたいと思っております!

最後に第八回のご案内です。

2020年9月5日(土)19時~ 廣田酒造店の会です。詳しくはこちらのページをご覧ください。

南部杜氏初の女性杜氏が酸基醴酛つくりで造るお酒。実は今日手元に届いたのですが・・・油っこいお料理に合わせていただいてみたいと思います!皆さま、ぜひご参加下さいませ!