MBA受験体験記 #3 TOEFL対策サマリー
海外留学の最初の鬼門TOEFL。
なぜか受けるだけでもストレスに感じてしまうテストですよね。私は学部時代にTOEFLを予約するも、直前で怖くなり、キャンセル代1万円超を払ってでも逃げ出したほどです。
帰国子女でもなく、英語圏留学経験もない私がTOEFLにどのように立ち向かったのか、そして109点までたどり着いたのかを記事にしてみようと思います。
今回は私のTOEFL対策についてサマリーしてみました。
(参考:私のTOEFL歴)
【サマリー】単語とリスニングから
TOEFLの学習順番としては、①単語、②リスニングから始めるのがオススメです。
①単語力の向上は全部のセクションで良い効果が表れます。地道ですが、最初に学習することで最大の効果を発揮できると思います。
②リスニングは、リスニングパートだけでなく、スピーキングおよびライティングのintegrated問題でも効果を発揮するので、こちらも早めに対策することで全体スコアの引き上げに効果を発揮します。
もしMBAを目指されていて、GMATやGREを受ける方は、TOEFLが100点を越えるタイミングでGMAT/GREに移行することをお奨めします。(高地トレーニングのように、GMAT/GREで難度の高い英語になれることで、その後TOEFLに戻るとTOEFLが簡単に感じると思います)
【リーディング】単語力と多読
単語力に尽きる気がします。
私の場合は、旺文社3800のRank3までを徹底的にやりました。分からない単語をひたすら紙の単語カード(1セット70枚)に書き写しました。単語カードが1セットできるたびに、そのセット番号を”reminDO”というアプリに登録し、忘却曲線を利用して定期的に復習していきました(リマインドのタイミングが翌日、3日後、1週間後、2週間後、1か月後とリマインドの間隔が徐々に伸びていくアプリです)。
単語の覚え方について次回の記事で特集しますので是非そちらもご参考ください。
読む練習という意味では、TOEFL頻出トピックを取り扱うScientific AmericaやNational Geographicはオススメです。私は毎日1記事読むようにしてからReadingが安定しました(2018年9月のテストを受けたあとからこの取組をし、Readingが安定して20台後半をキープできるようになりました)。
【リスニング】精聴と速聴
最も有効だったのは、中国のTOEFL過去問アプリ(KaoManFenなど)です。
通勤時間中に過去問(TPO)を1.5倍速くらいで聞いていました。聞き取れない単語があるときは繰り返し聞いてました。(2018年10月のテスト後からこの対策を始め、26点以上を取れるようになりました)。
中国アプリの利用方法はこちらのサイトにまとめてあります。
https://www.path-to-success.net/china-tpo-pc
【スピーキング】23点以上の壁(反省点)
仕事で英語を使っていたことから、当初から20点をとれておりましたが、あまり伸びませんでした。
E4TGに1か月通い方法論を学んだ後、自習で対応しようとしたのですが、うまくいきませんでした。人によっては、E4TGに数か月通い続けることで、23を安定してとれるらしいので、通い続ければ良かったかなとも思います。
その他、カウンセラーであるNish Subasingheと一度だけTOEFLスピーキングの練習をしたのですが、その直後に24点をとることができましたので、伸び悩まれている方は是非一度お試しください。
【ライティング】WebTOEFL+数をこなす
内容よりも字数や文法・スペルミスが点数に重要です。
Independentは、WebTOEFL(現「トフレ!」)で、有効に字数を稼ぐ方法を学び、安定して400~500字書くようになりました。これに比例して点数も20台後半で安定してきました。
Independentの鍵は自分の型を固定させ字数を稼ぎつつ、スペルミスを防ぐということかと思います(高度な表現は型の中に組み込み、テーマによって変えるパートはできるだけ平易な表現で失点を防ぐ)。これを身に着けるために、演習をこなしました。
毎日、昼休みに30分図ってIndependライティングをやり、書いたあとはGrammarlyのようなサイトでスペルミスがないかなどを確認していました。
Integrate問題では、リスニングの内容を重点的に書く(リーディングの内容は加点されないので最小限で可)ことを意識しました。
GMAT後に28点を取得した際は、GMATのSCで身につけた高度な文法(分詞構文、同格など)を駆使したことが効いたのかなと思います。
【会場選定】意外と大事
私のオススメ会場は、テンプル大学3階、御茶ノ水ソラシティ、田町テストセンター、武蔵小杉テストセンターです。
会場に入るタイミングは、前から3番目くらいが良いかなと思いました。後の方に入ると、リスニング中に先に入った人たちのスピーキングが耳に入り集中できなくなります。また、3番目くらいに入ると、そういった心配もなく、スピーキング開始を試験会場で待つ間も思わぬ利点があります(ここでは具体的に書けないので、是非ご自身でお試しください)。
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いかがでしたでしょうか。私自身3年半に亘り計10回超受け続けるという長丁場になってしまいました。おそらくもっと効率的なやり方もあったと思うのですが、ひとつの事例として参考になれば嬉しいです。
(関連記事)
TOEFL/GMATの英単語学習についてはこちら
私のGMATの反省記はこちら
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