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セ・リーグの先発投手をまとめる(4月18日終了時点)

こんにちは!かったーです!

以前パ・リーグの先発投手をまとめた記事を投稿しました。

各球団のチーム事情が垣間見える記事になり、作りながら楽しむことができました。

そこで今回は先発投手まとめのセ・リーグ編をお送りします。


括弧内の順位はセ・リーグ内での順位です。

先発投手としての成績のみをまとめています。

また数字はこちらを参照しています↓


東京ヤクルトスワローズ

チーム成績

先発防御率:3.75(5位)
QS率:57.89%(4位)


個人成績(8人)

高橋奎二:4先発 25.1回 防御率2.13 2勝0敗 WHIP0.99 2QS
高梨裕稔:3先発 17回 防御率1.59 2勝1敗 WHIP1.12 2QS
原樹理:3先発 15.1回 防御率5.28 1勝2敗 WHIP1.57 2QS
小川泰弘:3先発 15回 防御率5.40 0勝1敗 WHIP1.60 2QS
石川雅規:2先発 11.2回 防御率5.40 0勝2敗 WHIP1.71 1QS
サイスニード:2先発 9回 防御率6.00 0勝0敗 WHIP1.22 1QS
奥川恭伸:1先発 4回 防御率2.25 0勝0敗 WHIP0.75 0QS
金久保優斗:1先発 6回 防御率3.00 1勝0敗 WHIP1.00 1QS

高橋奎二選手が非常に素晴らしい成績を残しています。

昨年終盤の活躍でいろんなところで注目されていた選手ですが、本当にブレイクしたと言い切るためには今年の活躍が重要です。

そんな中良いスタートが切れて一安心といった感じでしょうか。


開幕ローテの小川泰弘選手・石川雅規選手・奥川恭伸選手が登録抹消されており、さらに4月17日に原樹理選手、4月18日に高橋奎二選手が登録抹消されています。

奥川選手に関しては上半身のコンディション不良ということが報道されていますが、他の選手に関しては疲労を考慮して余裕を持ったローテーションを組む意図を伊藤智仁投手コーチがコメントしています。

昨年11月末まで稼働していたことで我々ファンの想像以上に選手たちは疲労しているはずで、そこを考慮した非常に良い試みだなあと他球団ファンながら感心しています。

現段階では先発陣がチームを引っ張っているとは言い難い成績が残っていますが、登板機会を上手く管理することで最終的には程よい成績になりそうな予感はします。


阪神タイガース

チーム成績

先発防御率:3.97(6位)
QS率:40.00%(6位)


個人成績(9人)

西勇輝:3先発 22.2回 防御率0.40 1勝0敗 WHIP1.01 3QS
藤浪晋太郎:3先発 15回 防御率6.00 0勝1敗 WHIP1.87 1QS
ガンケル:3先発 16回 防御率4.50 0勝3敗 WHIP1.19 1QS
小川一平:3先発 14.2回 防御率5.52 0勝2敗 WHIP1.09 0QS
秋山拓巳:2先発 8.2回 防御率9.35 0勝2敗 WHIP1.85 0QS
伊藤将司:2先発 15.1回 防御率3.52 0勝1敗 WHIP1.04 1QS
桐敷拓馬:2先発 7回 防御率6.43 0勝2敗 WHIP2.00 0QS
青柳晃洋:1先発 8回 防御率1.13 1勝0敗 WHIP0.88 1QS
ウィルカーソン:1先発 6回 防御率1.50 1勝0敗 WHIP1.00 1QS

阪神は得点力不足が目立ちますが、先発陣も負けが込んでいる大きな要因となっています。

青柳晃洋選手・ガンケル選手が開幕に間に合わず、秋山拓巳選手は不調で登録抹消され、伊藤将司選手・藤浪晋太郎選手はコロナ陽性で離脱するなどあまりにも想定外が多すぎるので仕方ない面もあります。

若い小川一平選手・桐敷拓馬選手が新たにローテ入りを果たしましたが、チーム事情で中継ぎもこなすなど、少しかわいそうな起用が続いてしまった印象です。


ただ先週末には青柳晃洋選手が合流し、新外国人ウィルカーソン選手も好投を見せたので、ここから先発陣は改善されていきそうです。

交流戦終わりぐらいまでに強固な先発陣が組まれていれば良いなあと阪神ファンとして感じています。


読売ジャイアンツ

チーム成績

先発防御率:2.93(2位)
QS率:75.00%(2位)


個人成績(7人)

菅野智之:4先発 23.1回 防御率4.24 2勝2敗 WHIP1.24 3QS
赤星優志:4先発 26.2回 防御率1.69 2勝1敗 WHIP0.94 4QS
戸郷翔征:3先発 20回 防御率3.60 2勝1敗 WHIP1.30 3QS
メルセデス:3先発 17.1回 防御率2.08 3勝0敗 WHIP1.21 1QS
山﨑伊織:2先発 9.2回 防御率4.66 0勝0敗 WHIP1.45 1QS
堀田賢慎:2先発 10回 防御率3.60 1勝1敗 WHIP1.50 1QS
シューメーカー:2先発 12.2回 防御率1.42 0勝1敗 WHIP1.26 2QS

巨人は菅野智之選手を中心に若い選手の活躍が目立っています。

山﨑伊織選手・堀田賢慎選手は怪我明けということで無理をさせずに上手く間隔を開けながら起用していく方針で、未来のエース候補としてじっくり育てていくようです。

そんな中素晴らしい活躍を見せているのがドラフト3位ルーキーの赤星優志選手です。

4月3日の阪神戦で7回2失点の好投を見せプロ初勝利を挙げると、4月17日の阪神戦でも勝利を挙げ、早くも阪神ファンとしては見たくない投手になりました。

力感のない投球フォームから投じられるキレのあるストレートに打者が差し込まれていた印象で、スピードガンよりも体感スピードは速そうです。

またコントロールも良いので大崩れすることなく試合を作ってくれるのも魅力でしょう。

1年間ローテを守り続けられるかに注目していきたいと思います。


広島東洋カープ

チーム成績

先発防御率:2.63(1位)
QS率:84.21%(1位)


個人成績(6人)

大瀬良大地:4先発 26.2回 防御率3.38 2勝1敗 WHIP1.20 4QS
森下暢仁:4先発 26回 防御率4.50 2勝1敗 WHIP1.31 3QS
九里亜蓮:3先発 20.2回 防御率1.74 1勝0敗 WHIP1.21 3QS
床田寛樹:3先発 20回 防御率0.90 2勝0敗 WHIP0.90 3QS
遠藤淳志:3先発 17.2回 防御率1.53 1勝1敗 WHIP0.85 2QS
玉村昇悟:2先発 12回 防御率3.00 1勝0敗 WHIP1.42 1QS

現在セ・リーグナンバーワンの先発陣を形成できているのが広島です。

QS率が80%超えなのでほとんどの試合で有利に試合を運んでいるということになります。

開幕前から言われていた大瀬良大地選手・森下暢仁選手・九里亜蓮選手の三本柱に加えて、床田寛樹選手の活躍が目立ちます。

パームボールを武器に打者を打ち取っていくスタイルでここまでの登板ではソロホームラン以外の失点を食らっていません。

直近の登板で森下選手が2回8失点と打ち込まれたのが気がかりですが、他の先発投手が好調な間になんとか立て直してくれるはずです。


中日ドラゴンズ

チーム成績

先発防御率:3.09(3位)
QS率:64.71%(3位)


個人成績(9人)

柳裕也:3先発 25回 防御率2.16 2勝0敗 WHIP0.96 2QS
大野雄大:3先発 21回 防御率2.14 1勝1敗 WHIP1.10 3QS
勝野昌慶:3先発 19回 防御率2.84 0勝0敗 WHIP1.16 2QS
髙橋宏斗:2先発 11回 防御率5.73 1勝1敗 WHIP1.36 1QS
福谷浩司:2先発 11回 防御率4.09 1勝1敗 WHIP1.55 1QS
小笠原慎之介:1先発 7回 防御率3.86 0勝1敗 WHIP1.29 1QS
岡野祐一郎:1先発 2.1回 防御率11.57 0勝1敗 WHIP3.00 0QS
松葉貴大:1先発 5.1回 防御率0.00 0勝0敗 WHIP0.94 0QS
笠原祥太郎:1先発 6回 防御率3.00 0勝0敗 WHIP0.67 1QS

大野雄大選手・柳裕也選手以外は先発登板後に抹消され、いろんな投手を先発起用するスタイルで中日はここまで戦っています。

このスタイルを考案した落合英二ヘッド兼投手コーチ

「この1か月は相性とかを見ながら、一番勝てる確率の高い投手をはめていくという形でローテーションを組んでいる。『何で自分がここで投げるんだろう』と思わず『勝てるから投げる』というつもりで不安なくマウンドに上がってほしい」

と意図を説明しています。

続けて

「やっぱり競争してきた中で、みんなオープン戦で結果を出したから。優先するのは小笠原と柳と大野だけ。あとは優先する投手はいない。残り3つは競争となる。最初の1か月だけで、どんどん減らしていく」

と競争の狙いもあることを明かしています。

実績がある大野雄大選手・柳裕也選手・小笠原慎之介選手を除いたローテ3枠を開幕からの約1ヶ月間で競争させて強固なローテを構築していくようです。


バンテリンドームが本拠地ということで元々投手力には定評のあるチームでしたが、”落合流”のローテで勝野昌慶選手・髙橋宏斗選手・松葉貴大選手・笠原祥太郎選手らが好投を見せており、さらに投手力のレベルが上がっていきそうです。

打線の方も徐々に活発になってきているので、相乗効果で投手陣にも良い影響が生まれ、強いチームになっていきそうな予感がします。

セ・リーグをかき回す存在として中日に注目していきたいと思います。


横浜DeNAベイスターズ

チーム成績

先発防御率:3.50(4位)
QS率:53.33%(5位)


個人成績(7人)

大貫晋一:3先発 16回 防御率5.63 0勝1敗 WHIP1.38 2QS
ロメロ:3先発 15回 防御率4.80 1勝2敗 WHIP1.20 1QS
東克樹:2先発 10回 防御率5.40 0勝2敗 WHIP1.90 0QS
石田健大:2先発 13回 防御率2.08 1勝0敗 WHIP0.85 2QS
坂本裕哉:2先発 12回 防御率5.25 0勝1敗 WHIP1.08 0QS
上茶谷大河:2先発 16回 防御率0.56 2勝0敗 WHIP0.50 2QS
濵口遥大:1先発 8回 防御率0.00 1勝0敗 WHIP0.88 1QS

今永昇太選手の故障・東克樹選手の離脱、コロナ関連による離脱など想定外の事態が多く起こったここまでのDeNA。

そんな中で上茶谷大河選手100球未満で完封勝利を達成するなど少なからず希望が見えてきています。


2軍戦で今永昇太選手が100球目処の登板を19日に行う予定なので1軍復帰も近づいてきています。

離脱前の登板で好投を見せていた石田健大選手・濵口遥大選手を含めた左腕たちが合流するまでをなんとか耐え忍びたいですね。


最後に

ここまで4月18日時点のセ・リーグ先発投手をまとめてきました。

パ・リーグほどではありませんが各球団に際立った成績を残した選手が存在しています。

また先発ローテを6人で回すのではなく8人・9人で上手く間隔を空けながら先発させていくスタイルが流行しているように感じます。

これまでの先発5,6番手レベルの投手の力を最大限に引き出すことができる試みだと思うので、今後もいろんな球団が取り組むかもしれません。

そのような時代の移り変わりもプロ野球の見方の1つでしょう。



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