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【6/12対オリックス3回戦○】佐藤輝明3安打6打点で大暴れ!ガンケル来日初完投!矢野監督の「選手起用・采配」もズバズバで完璧な勝ち方!

こんにちは!かったーです!

阪神タイガース、3連勝です!

「何も文句のつけようがない完璧な試合」と言って問題ないでしょう。

矢野監督の「選手起用・采配」に選手たちが応え、最高の試合運びができたと思います。

特に主軸である近本光司選手・佐藤輝明選手・大山悠輔選手の暴れっぷりが凄まじく、「主軸が打てば自ずと得点が入る」という当たり前のことを再認識させられました。

投げては先発のガンケル選手が安定感抜群の投球で完封こそ逃すも、来日初の完投勝利を挙げることができました。


交流戦を同一カード3連勝で締めくくり、DeNAが敗れたため4位に浮上、3位広島とも2ゲーム差に迫っています。

交流戦を巻き返しの良いきっかけにすることができたので、リーグ戦再開後も波に乗って行きたいですね。



スコア・責任投手・本塁打

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スタメン

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野手成績

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投手成績

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気になった選手

ガンケル

交流戦最終戦、同一カード3連勝で締め括った阪神の先発はガンケル選手

今季ベストと言っても過言ではない安定感抜群の投球を披露してくれました。


この試合のガンケル選手はストライクゾーン内で球を動かして、内野ゴロの山を築く投球でスイスイ試合を進めます。

オリックス打線がかなり積極的に手を出してきたこともあって、僅か57球で前半5回を投げ切ります。


いつもは「7回・100球」程度で交代するガンケル選手ですが、6回以降もテンポ良くアウトを重ねて行き9回裏のマウンドにも上がります。
(試合前の時点で来日最長イニングは7.2回でした。)

完封がかかったマウンドで、問題なく2アウトを取りましたが、3番中川圭太選手内野安打で出塁を許すと4番杉本裕太郎選手に左中間へのタイムリーツーベースを浴び失点してしまいます。

それでも続くT-岡田選手を難なく打ち取り、来日初の完投勝利を挙げることができました。


27個のアウトの内、ゴロアウトが15個と”らしさ”を発揮できたことに加え、無四球で終えれた制球の良さが初完投に繋がったと言えそうです。

開幕当初こそ調整が遅れたこともあってか安定感を欠く登板が数試合ありましたが、登板を重ねるごとに本来の姿を取り戻して行き、交流戦では3試合に登板して防御率0.81と12球団4位の数字を記録しています。

阪神先発陣の一角を守り続けるべく、次回以降も安定感抜群の投球を披露してくれるはずです。


佐藤輝明

6月に入って近本光司選手・大山悠輔選手を中心に打線が繋がるようになっていた一方で、4番を打ち続けている佐藤輝明選手の状態は低調な日々が続いていました。

それでも前日の試合でタイムリースリーベースを含む2安打を放ち、復調の兆しが見え始め、この日ついに”爆発”することができました。


3回表、宮城大弥選手が与えた2つの四死球を活かして2アウト1,3塁のチャンスを作ります。

この場面で近本光司選手が先制タイムリーを放つと佐藤選手もこれに続きライトへのタイムリーヒットを放ちます。

逆球ではありましたが、インハイのストレートに対応してしっかりと引っ張ることができました。


5回表の第3打席は四球で出塁、またもチャンスで迎えた第4打席、2アウト1,2塁の場面で右中間を破るタイムリーツーベースを放ちます。

三塁はタッチアウトになりましたが、2試合連続の長打が飛び出し「完全に復調したなあ」そう感じた阪神ファンの方も多かったと思います。

ですがこれで終わりません。


9回表1アウト1,2塁で迎えた第5打席でした。
K-鈴木選手の落ちきらなかったフォークを捉えて特大の3ランHRとします。

5月29日ロッテ戦以来の13号HRで交流戦の最終打席を最高の形で締めくくることができました。

この日の佐藤選手は自身最多「1試合6打点」の大活躍です。


交流戦の最後に復調することができ、非常に良い形でリーグ戦に戻ることができそうです。

6月は順位が近いDeNA・広島・中日との対戦ばかりなので、結果次第では一気にAクラス入りもあり得ます。

佐藤選手の大暴れでAクラスまで一気に浮上してしまいましょう!


山本泰寛

見事1番起用に応えてくれました。

”宮城対策”として連勝中にもかかわらず、大胆にスタメンを弄ってきた矢野監督。

6月の好調を支えてきた島田海吏選手を外して「1番山本・2番北條」という打順を組んできました。


万が一抜擢した選手が活躍しなかったら批判が集中しそうな選手起用ですが、起用された選手が結果でこの選手起用を正解にします。

特に1番で起用された山本泰寛選手「3安打1四球」で役割を十分に全うしてくれました。

さらに変化球を上手く拾ったり、ストレートを捉えたりと内容のある安打ばかりだったので、チームにとっても自身にとっても大きな活躍でした。


山本選手について矢野監督は

ーー山本1番もはまった(3安打3得点)
 「ヤスは何かしら守備でも作戦でもバットでも貢献してくれるで。そういう選手がいてくれると、今日みたいなスタメンでも使いやすい。後から行った時でも戦力が下がることがない。ヤスが3本目もしぶとく打ってくれているんで。そういうバッターがウチは多くはないんでね。しぶとさは、これからもヤスの武器にしてくれたら、スタメンも増えると思うし、チームにとってもプラスかなと思います」

とコメントしており、「守備面・作戦を遂行してくれる器用さ・しぶとい打撃」をかなり評価していることが伝わってきます。

これらの武器を活かして4月末から5月初めにかけてスタメン起用が増えていましたが、自打球を顔面に当てた影響で登録抹消、自身にとって非常に痛い離脱でしたが、この試合で再び存在感を示すことができました。


現在「3番近本・4番佐藤・5番大山」のクリーンアップが機能しているので、山本選手のような脇を固める選手が活躍し始めると、得点効率が一気に上がっていくはずです。

また新外国人選手の加入も決まったので、レギュラー奪取という観点でも今が最大のチャンスだと思います。

チームのため、そして自身のために与えられた仕事をこなし続けてもらいたいですね。


島田海吏

現在”レギュラー奪取に最も近い男”島田海吏選手が途中出場でも爪痕を残します。


6月に入って10試合連続でスタメン起用されていましたが、この日は右打者を並べる意図がありスタメンを外されます。

それでもオリックス2番手比嘉幹貴選手がマウンドに上がった7回表、北條史也選手の代打として送り出されます。


ノーアウト1塁の場面でバントの構えを見せますがバスターを敢行、最終的にはランエンドヒットで進塁打とします。

点差があったとはいえ素直に送りバントの指示が出なかったところに首脳陣からの信頼を島田選手が勝ち取っていることが伝わってきます。


そして9回表の第2打席、K-鈴木選手からレフト前ヒットを放ち、結果でも爪痕を残すことに成功します。

これで島田選手は右投手との対戦成績「打率.319(69-22) 出塁率.356 長打率.391 OPS.747」となり、ここだけ見ればレギュラークラスの成績を残しています。

課題は16打席立って1安打しか打てていない”左投手との対戦”ではありますが、他の控え選手よりは一歩抜け出すことができています。

脚力という分かりやすい武器もあるので、リーグ戦再開後もスタメン起用が増えるのは間違い無いと思います。

「一日一善」これを続けてレギュラー奪取を期待したいです。


気になったこと

3番近本・4番佐藤・5番大山

ソフトバンクとの3連戦で2戦連続完封負けを喫した際に「島田or中野の打順を下げて近本・大山・糸原の打順を上げた方が良いのでは?」と試合振り返りnoteで書きました。

この考えに関しては今も変わらないのですが、オリックス3連戦を見ていて「3番近本・4番佐藤・5番大山」のクリーンアップがあまりにもハマっていたので、今すぐに組み替える必要は無いのかなあと現状は感じています。

島田海吏選手・中野拓夢選手・山本泰寛選手の3人で1,2番の出塁が最低限ある間はこの打順で行ってもらいましょう。
(連勝中にクリーンアップをいじるのも怖いですしね。)

それでも打線の重心が少し後ろ気味なのは間違いないので、個人的な願望としては1,2番の淡白さが目立ち始めたら打順を詰めて欲しいと思っています。


ロハスの立場

いよいよロハス選手の立場が厳しくなってきたと思います。


5月31日に1軍再昇格を果たしますが、昇格後スタメン起用は12試合中4試合と首脳陣の信頼が得られていないことが伝わります。

そんな中DHがあったソフトバンク・オリックスとの6連戦が正念場だと個人的に思っていて、この期間中の打席はかなり注目していました。

結果は9打席に立って四死球で3度出塁しますが、無安打・3三振と結果を残すことはできませんでした。


この試合を見る限り、良い形で打球を飛ばすことはできていたので、そこまで打撃の状態は悪く無いのかもしれません。

ですが今のロハス選手の立場は「とにかく結果を残さないといけない立場」なので、これでは厳しいのが現実です。

ましてやロハス選手は守備・走塁が弱点で「とにかく打つことを期待されている選手」なので尚更厳しいでしょう。

さらにライバルとなる島田海吏選手・山本泰寛選手が結果を残しているので、我慢し続けて状態が上がるのを待つ選択肢を今さら取る可能性も限りなくゼロに近いと思います。


外国人選手の補強も決まっていて、合流後はますます出場機会が減っていくはずなので、合流までの代打などの少ないチャンスで結果を残し続けるしかロハス選手の生き残る道はないと思います。


開幕してからの起用法に賛否があったのは事実ですが、個人的には納得していて結果を残せなかった以上こうなるのはプロの世界なら当然だと思っています。
(少し前にこんなnoteも投稿しています↓)

ロハス選手がここから這い上がれるか、それともこのまま日本でのキャリアが終わってしまうのか、注目していきたいと思います。



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ありがとうございました。

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