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ベトナム在住 日本語教師の一日

これが8本目のノートです。


どうも こんにちは。 全力少年(30歳)です。

今回はベトナム在住の日本語教師の私の1日のスケジュールを記事にしてみました。

日本語教師として働くことに興味がある人にとってはもちろん、海外在住者のライフスタイルとしても楽しんでもらえると思います。

日本の社会人生活と比較もしながら、ぜひ最後までお付き合いください。


今回は大きく分けて、2つのトピックでお話します。


⒈ 昼勤務の日本語教師の1日(日本語センター勤務)

⒉ 朝勤務の日本語教師の1日(大学勤務)


では、早速始めましょう♬



⒈ 昼勤務の日本語教師の1日(日本語センター勤務)


出勤時間:13時

退勤予定時間:21時

実働時間:8時間(休憩を含まない)


この勤務時間が、契約書どおりの勤務形態でした。

ただ、実際のところ、退勤は20時にしていました。

理由は、朝勤務のシフトと違い、休憩がないため、夜に授業がなければ、20時に帰ってもいいという会社の厚意によるものでした。


この勤務時間の中で、よくあった授業のシフトは、

13時〜15時 日系企業の内定者の入社前研修(日本語初級、初中級、ビジネスマナー)

15時〜16時10分 授業準備の時間

16時10分 タクシーかバスで工業地帯にある日系企業へ夜のレッスンのため出発

17時〜19時 夜のレッスン(日本語初級〜中級がメイン、時々上級) 

授業後、バスかタクシーで日本語センターへ帰宅。

ただし、帰路の近くで途中下車をし、直帰も可能。

私の場合は、通勤に使っていたバイクを日本語センターに停めていたので、一度日本語センターへ戻ってから、帰っていました。

19時40分 センター着

このように、夜のクラスを日本語センター内ではなく、別の場所で授業をした場合は、移動時間でかなり時間を取られてしまい、授業の準備に使える時間がかなり限られていました。

なので、出勤時間は13時ですが、実際には12時前には出勤したり、夜21時近くまで残って次の日の授業の準備をしたりしていたことも少なくなかったです。


以前の職場は、退職者数も多かったため、毎月の授業時間が100時間を超えている状態がほとんどで、2年目のピーク時は、120時間オーバーが半年続いていました笑


*勤務時間ではなく、授業時間です。


結構やばい授業時間数です。


ちなみに土曜日は隔週出勤がベトナムでは一般的です。

この120時間の授業時間の中には、早出をして午前の授業(10時〜12時)を担当する時間外勤務ももちろん含んでいます。

今思うと、授業数はかなり異常でした汗。

体力には結構自信があるので、1日も休みませんでしたが、なかなかタフな職場でした。



⒉朝勤務の日本語教師の1日(大学勤務)


出勤:7時40分

退勤:16時40分

ただし、フレックス制のため、休憩1時間を含む9時間勤務すれば時間は割と自由です。

同僚の多くは、8時過ぎに出勤し、17時過ぎに退勤しています。

私は、朝は早く出勤して、静かな時間にその日のタスク整理などをしたいので、他の同僚より早めに出勤しています。また、夕方にオンラインレッスンもしているので、それに備えて早く帰りたいという理由もあります。

出勤後〜11時 授業準備

11時〜12時 昼休憩

12時30分〜15時45分 90分の初級レッスンを2回担当(間に15分の休憩あり)

レッスン終了後〜16時40分 出席入力などのデスクワーク


また、今の会社は完全週休二日制のため、土曜日は毎週休みです。

また、平日も1曜日は授業が完全にない日なので、授業準備の時間に充てることができています。

月の授業時間:50時間程度 (時期によっては、追加のクラスがあるので)

また、今は大学でレッスンをしているので、2ヶ月の夏休み、冬休みがあり、その長期休暇中は大学の授業はありません。その期間は、別のレッスンを少し担当していますが、勤務時間の中でレッスンが占める時間はかなり減るので、精神的な余裕がとても大きいです。

その代わり、成績管理はもちろん出席などいろいろ管理する情報が大きいので、授業以外でもやるべきことはあります。



おまけ


ベトナムは勤務時間内でも結構融通がききます。

例えば、

・勤務時間内にゲリラ的に始まる誰かの誕生日パーティー

写真は、前の職場のタイン部長の誕生日パーティーで撮った写真です。

懐かしい笑。

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・スマホ使用ももちろんOK

・1時間程度なら私用で中抜け可能(銀行へ行く場合など)

・疲れたらちょっと昼寝


などなど、日本の某大手英会話スクールで講師兼任スタッフをしていた時とはライフスタイルがだいぶ変わりました。

当時は休憩時間も15分程度でしたし、マンパワー的にもギリギリでしたので、生徒さんを全て基準に自分たちの予定を決めていました。

当時は当時で社畜生活を楽しんでいましたが笑


ただ、仕事そのもののプレッシャーというかストレスは日本と比べて圧倒的に低いと思います。

もちろん本人次第ですし、責任感はそれぞれ違いがあると思いますが。

それに、プレッシャーとやりがいが比例している人もいると思うので、ここら辺は人によりけりで、なんとも言えませんね。

あとはそういった労働環境と給料、自分の目標にあった仕事ができているか、楽しめているか、また、ベトナム人の同僚との人間関係によって、このような海外生活がいいかどうか見方が変わると思います。


中には、時間外労働も当たり前な日本語センターもあるそうなので、あくまで私の1日の流れは参考程度にしてくださいね。

でももしハノイの日本語教師の生活に何か質問があれば、いつでもコメントお待ちしています。




いかがでしたでしょうか。

皆さんにとって知らない世界を少しでも知ってもらえたら嬉しいです。

外国で生活するということは、旅行者には見えないいろいろな側面が見えるので、それをストレスに思う人がいるのも事実です。一概に、勤務形態や給料だけで決めれないかと思いますが、とはいったものの、こういった日本とは違った環境も、いい刺激になりますよ。


では、また次回会いましょう。


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