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人について

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懇意な人と自分の関わりを詳らかに書いたもの
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福本博己

福本博己

福本博己。僕が大学で出会ったなにわの高身長シュール仁義君である。

第一印象は今も鮮明に。入学オリエンテーションの日、場所は中国語専攻新入生が集められた教室。僕が隣にいたDarwin・D・Wu(以下Dとする)と話していたとき、僕の真後ろの長テーブルに、慎ましやかな中国語専攻メンバーが密する教室にいて明らかに異彩を放つ2人の垢抜けイケ男がいた。福本博己と松本貴也だった。聞こえるに三重出身らしい松本が

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おきこはん

おきこはん

はやしきこ

僕の奥さんである。僕は未だに自分の配偶者を呼ぶに正しいとされる呼称「妻」を使いこなせておらず、正しい表現ではないと分かりながら「奥さん」と言ってしまう。「妻」というときの小っ恥ずかしさはいつ拭えるのだろう。ジャルジャルの福徳さんなら共感してくれると勝手に思っている。(なんぜ) 2012年に出会い、2013年に付き合い、2018年に結婚。人について書くシリーズ配偶者編。書くのに少し勇気

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思春期美術物語 〜水牛の角〜

思春期美術物語 〜水牛の角〜

(下品な話を含みますのでご注意ください)

2005年、僕中2、確か夏頃。

僕は美術の授業が大好きだった。自クラスの教室から渡り廊下を挟んだ別棟2Fの隅にある美術室。いつもの教室より広い室内に9卓並べられた四角い木のテーブルに出席番号順に4人ずつ座り、その時々に与えられた課題に応じて各々が自分の作品を作る。気の向くままに作業して、気付けば自分ならではの製作物がポッと出来上がるまでのあのワクワク感

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植田慎弥 in Japan

植田慎弥 in Japan

植田慎弥という司令塔系几帳面思い遣り東大阪ロレッタハードゼリー男にまつわる思い出をめちゃめちゃ書き連ねる回です。

僕が彼と出会ったのは大学1回生の5月。入学して間もない、いわゆる部活・サークルの新歓シーズンだった。入学当初、「阪大でラグビーを続ける」意思は体感37%くらいだった。高校で大ハマりしたラグビー、やめるのちょっともったいないとやはり未練はあるけど阪大のグラウンドは砂。大学入ってまで擦り

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金本又左衛門幹矢という男との関わりを詳らかに書く記事

金本又左衛門幹矢という男との関わりを詳らかに書く記事

金本又左衛門幹矢

僕が大学生時代に出会ったズボン七部丈京風ギター野郎である。

彼と出会ったときのことは今でもよく覚えている。正直言って第一印象はウンチだった。箕面キャンパス登校初日、僕がDarwin・D・Wu(以下Dとする)と出会い衝撃を受けていたその数時間後のこと。中国語専攻の2回生の先輩方が箕面で1番大きい大講義室で僕ら新入生の歓迎会を開いてくれた。一個上の我らがイケメンスター、ライライさ

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石川駿追っかけ記 〜永遠のヒーロー〜

石川駿追っかけ記 〜永遠のヒーロー〜

永遠のヒーロー、それは即ち、人々の心に永遠に残り続けるヒーロー達のことである。
出典:ピクシブ百科事典

小3の春、僕は草二リトルメッツという少年野球チームに入った。大阪は吹田から滋賀は草津に引越して来て間もなかった僕の小学校生活はそこから一気に動き始めた。
僕が小4になったある日、草二リトルメッツは市の野球大会で、日の出ファイターズというチームと1回戦で当たることになった。僕が通った草津第二小学

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Darwin・D・Wu

Darwin・D・Wu

皆さんはDの名を持つ人間に会ったことがあるだろうか。

僕はある。

ワンピースの世界でとかそう言うことではなく、実在するホモ・サピエンスとしてである。男性である。

それは2011年4月、僕が大学に入学して初めて大阪府箕面市にあるキャンパスに登校した日のこと。「レインボー」という名の学内食堂にて。ふと気がつくと僕は、アメフト部4回生の丸坊主の男性、同部マネージャーらしき女性、クソ知らん新入生3名

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古賀遼東半介という男の関わりとを詳らかに書く記事 後編

古賀遼東半介という男の関わりとを詳らかに書く記事 後編

前編のあらすじ:古賀遼東半介の遼東の部分を「りょうとう」と読むか「リャオトン」と読むかで人生は決まる。

↓以下後編↓

中3最後の大会、2回戦で多賀中という強豪に当たり敗戦、僕らは泣きながら卒部した。

卒部後ほどなくして受験モードへのシフトに成功し、勉強を血眼で頑張った古賀遼東半介と僕は県内随一のウルトラ鬼進学校である膳所高校にすまし顔で入学した。僕は野球に未練はあったが、中学時代通った塾にて

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古賀遼東半介という男との関わりを詳らかに書く記事 前編

古賀遼東半介という男との関わりを詳らかに書く記事 前編

古賀遼東半介

僕が小学校時代に出会った超バランス型変態滋賀県民である。

その存在を認識したのは小3の時だったと記憶している。
僕の学年には上薮と大山という2人のイケてるサッカー少年がいた。今もそうだが、小学生当時から頭1つ抜けてイケていた。当時同じ小学校内で学区が1〜9に分けられていたなかで、その2人は「9ブロック」という学校から1番遠いブロックに住んでいた。その9ブロックに位置する公園に遊び

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高田馬場本という男との関わりを詳らかに書く記事

高田馬場本という男との関わりを詳らかに書く記事

高田馬場本容平

僕が大学時代に出会ったかけがえのない石川県民である。

彼との出会いは大学1回生。同じ外国語学部、同じ中国語専攻、同じAクラス。クラスメイトは22名、内男子8名、内「この勉強がしたくてこの学部に入ってきたんです」系男子2名、内1名がこの高田馬場本容平で、もう1名の鳥羽という男と常にコンビで1番前の長机に着席していた石川県民である。

初めの授業の時から異様に中国語の発音がよくて「

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