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【現地0泊】門司・下関レトロ旅

無性にどこか旅に出たくなることありませんか?
僕は定期的にその波がきます。その時によく使うのがフェリーです。

大阪港から出港するフェリーには夜出港して翌朝到着するフェリーがいくつかあります。

今回、名門大洋フェリーを利用して現地0泊で北九州を旅してきました。
スケジュールはこんな感じです。

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【1日目】
夕方に大阪港を出港

【2日目】
新門司港 → 門司港駅 → 関門トンネル → 巌流島 → 小倉 → 夕方に新門司港を出港

【3日目】
早朝に大阪港に到着

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出発前日

前日でも空きがあれば予約できます。
土日は空きが無いこともありますが、連休前であれば平日は高確率で前日、当日でも予約できます。

1日目17:00 出港

仕事を終えてフェリーターミナルへ向かいます。
大阪港から出ているフェリーは夕方から夜に出発する便が多く、日中仕事して夜に出発できるのが有り難い。
新門司港行きのフェリーは17:00発と19:50発の2便で、今回は現地に滞在する時間をなるべく長く取るために17:00発を予約しました。17:00出発の便は翌朝5:30に到着です。

夕方出発の便は時間帯によっては夕日が見れます

今回予約したのはエコノミーで片道4,830円。エコノミーは個室はありませんが、布団と自分のスペースが用意されています。所謂、雑魚寝です。
船内には他に大浴場やレストラン、売店も完備されて物が無くて困ることはありません。

海上なのでネットの接続はあまりよくありませんが、アマプラで映画などをダウンロードしておいたり、読書などをすれば特に気になりません。普段ずっとオンラインで過ごしているので、逆にオフラインの時間が新鮮に感じます。

2日目5:30 新門司港

新門司港から門司駅まで送迎バスで移動。
名門大洋フェリーは門司駅、小倉駅までの無料送迎バスがあります。レンタカーを予約してなくても移動できるので有り難い。

2日目6:50 門司港駅

重要文化財駅舎の門司港駅
ネオルネサンス様式と言われ左右対称の造りが特徴
木造の改札
駅ホームも木造

写真を撮りつつ歩いて関門トンネルに向かいます。

街中でも少しずつ葉が色づき始めています
レトロな門司区の町並み
港周辺を散策
まだ7時なのでお店は開いてません
門司港レトロハイマート
建築家・黒川紀章氏設計の高層マンション
31階に展望台があり門司の町並みを一望できます
和布刈 第2展望台
和布刈 第2展望台
関門トンネルがある丘を登るとパゴダがあります
関門橋
なんかめっちゃでかい錨のモニュメント
関門海峡は一日最大700隻の船が往来するそうです

2日目9:00 関門トンネル

下関まで続く海底トンネル
歩いて10〜15分ぐらい

2日目10:00 巌流島

関門トンネルから下関の唐戸港まで移動して巌流島へ。巌流島は佐々木小次郎と宮本武蔵が決闘したことで有名な島。正式名称は「船島」で巌流は敗れた佐々木小次郎の流儀「巌流」をとって巌流島と呼ばれるようになったそうです。

巌流島から唐戸に戻って昼食。ふく天丼を頂きました。
さすがフグ(ふく)の町!
こんなところまでフグ
昼食後は連絡船で門司港に戻ります。
唐戸から門司港までわずか5分で着きます

2日目12:00 関門海峡ミュージアム

実寸のレトロなジオラマを見ることができます
街灯もレトロでおしゃれ

2日目13:30 ドン珈琲館

急な買い物が必要になり当初行く予定ではなかった小倉まで電車で移動。
帰りの連絡バスが15:40に小倉から出るので、あまり観光する時間もないので駅近くの珈琲屋でのんびりすることに。

レトロで味のある内装
日替わりケーキセット600円
この日はレアチーズケーキでした
お気づきだろうか
なんとカウンターの上にインコがいます
まったく動かないので最初は全然気づかなかった
このインコは「メジロムジボウシインコ」という
種類で寿命はなんと50年だそうです。
現在20数歳の弥太郎。
めちゃくちゃ賢いインコでした。

15:40発の連絡バスに乗り、新門司港のフェリーターミナルに戻りチェックイン。17:00に出港。大阪港へ。

3日目5:30 大阪港

大阪港に着いてもまだ外は真っ暗
6時半過ぎに家に着いて外を見るとちょうど太陽が!

現地0泊は一見慌ただしいように思えますが、船の中では時間が有り余っているし、欲張らなければ十分堪能するだけの時間はあります。衝動的に旅に行きたくなるときは「これを見たい」というものがあるわけじゃなく、旅の空気感を感じたいときがほとんど。フェリー船内のお客さんは旅行の人もいればトラックで輸送するために仕事で利用している人もいて、日常と非日常のグラデーションのようなこの空間が好きで定期的に利用したくなる。目的地に行くことよりも船旅という過程が好きなのだと思う。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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