引きこもり


ひきこもり続けた果てに、誰にも助けを求めず、命を落とす-。そんな深刻な事態が、いま全国に広がっている。親と共に“ひきこもり”の子が孤立する「8050問題」は、高齢化が進み、“死”という最終局面を迎えている。年老いた親が倒れ、生きる術を失った子が衰弱死や病死する。当事者たちは、なぜ“死”にまで追い込まれているのか。どうすれば命を守ることができるのか。29日放送のNHKスペシャル「ある、ひきこもりの死 扉の向こうの家族」取材班が、長期取材をした当事者や家族に想いを聞いた。(制作局第3ユニットディレクター 森田智子/報道局社会番組部ディレクター 鈴木冬悠人 宮川俊武/首都圏局記者 古市駿)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201125/k10012729811000.html

知り合いのおばあちゃんとその息子で、同じなくなり方を人がいる。
家族で、だ。

80近くのおばあちゃんが、2名の息子さん(40後半-50半ば)を面倒見ていた。おじいちゃんは既に他界。

2名の息子さんは、おじいちゃんの厳格な子育てにより幼少期より、引きこもりがちに。勉強はできたようだが、社交性がなく仕事もできず、そのまま引きこもりと、なった。

おばあちゃんはよく笑う人だった。お盆などに、たまにうちの家まできて、わたしの祖母と父と母と話をしていた。

おじいちゃん側の親族は、引きこもりである息子さんたちと、自分の親族ではないおばあちゃんに対して無関心を決め込んでいた。

おばあちゃん側の親族も、疎遠ではないものの、自分たちの生活もあるので特段サポートもしていなかったようだ。

そんなおばあちゃんがなくなっていたのを、最初に発見したのは私の父だった。

ちょうど、年の瀬だっただろうか。最近連絡がとれないから、と心配になった祖母と母が、父に仕事の帰りによってくれないかと頼んだ。

結果、おばあちゃんが既に亡くなっていた。お布団で、病死だった。

2名の息子さんは、"気が付かなかった"と。恐らく部屋からもろくに出ず、体調が悪くて寝込んでいたと思っていたのだろう。

それから、父が双方の親族や病院・警察に連絡をしてサポートをしたらしい。

その後、生活をサポートしてくれてたおばあちゃんを失った息子さんたちも買い物などには自分たちで行けるようになっていたようだ。

しかし、数年後に息子さんの1名がなくなった。病死だった。

助ける事が難しい最大の理由が、「本人の支援拒否」であることが明らかになり、71%の自治体が、この壁にぶつかっていることも判明した。

今までは、親兄弟などの親族などの地縁・血縁によるサポートしかできなかったと思う。このサポートは、支援者に相当の金銭・肉体・時間的な負担を強いる。

自治体の皆さんも大変だと思うけど、発見・サポートまでの仕組みづくり・事例などを横展開して進めてほしい。

記事を読んで、昔の思い出が蘇ったので書きなぐりました。


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