見出し画像

実施する時間に合わせて考えたUX MILK All Nightでのワークショップ

2020年9月12日(土)〜9月13日(日)にオールナイトUXイベント「UX MILK All Night」が開催されました。

土曜の19時半にスタートして翌日曜の12時まで、ちょっぴり夜更かしして、
「UX」について考えるオンラインの場でした。
参加された皆さんはいかがでしたでしょう、楽しめたでしょうか?
私はワークショップのファシリテーターとして参加しつつ、イチ参加者としても、とても楽しませてもらいました。
イベントがスタートするまでは、オンラインで行われるデザインフェスって、どんな感じになるのかなと思っていたのですが、実際始まってみると、他の参加者と一緒にその場に没入して、楽しんでいる自分がいました。
私はこのイベントで、2つのワークショップをファシリテーションしていましたので、他のセッションに参加することがあまりできなかったのですが、登壇者/参加者、両方の視点から、このイベントをふりかえりつつ、私が考えるデザインフェスにおけるワークショップについて書いてみます。

絶妙だったUX MILK All Nightの時間設計

他のイベントと異なり、まるで音楽イベントのようなオールナイトという時間帯の設定。楽しそうだけど、時間帯として起きているのが大変な人もいるのじゃないかな、という懸念があったのですが、参加しながら、この時間帯だからこそ生み出された体験があったのではないかと思っています。

オンラインイベントに参加する時間
ここ数ヶ月でオンラインイベントの数は増えてきましたが、自宅から参加する場合、その開催時間が懸念となっている人も増えているようです。
例えば、平日夜のイベントだと19時台にスタートするケースが多いかと思うのですが、自宅から参加するとなるとこの19時台は夜ごはんの時間であることが多いかと思いので参加が難しい方も多いようです。そのためか最近では20時スタートのイベントも増えてきています。
そういった中で、土曜夜19時半スタート(セッションは20時スタート)は参加しやすく、自宅だからこそ深夜の時間帯でも参加できたのでははないかと思いますし、この時間帯だからこそイベントに没入できた部分もあるかと考えています。

深夜の時間帯を共有して生まれたグルーヴ感
これはイチ参加者としての所感なのですが、セッションに参加し、次はどのセッションに参加しようかなと考える行動が、時間が進むごとに他の参加者とリンクしていたように感じます。(Youtubeのコメント欄やTwitter等からも同様の声が見て取れました)
とくに深夜の時間帯のセッションは深夜ラジオを聴いている感覚で視聴者含めての一体感があり、そこからグルーヴ感が生まれていたかもしれません。

オンラインイベントという登壇者と参加者が離れた場所から参加する環境ではありましたが、イベントの実施時間、その時間に合わせたプログラム設計であったらこそ、今回の体験を得られたのかとも思います。


デザインフェスにおけるワークショップ

ここからは登壇者側の視点でファシリテーションしたワークショップについて書いてみます。
ワークショップをデザインする時にはまず目的を明確にし、その目的を達成することを考えますが、今回のようなデザインフェスにおけるワークショップは、ワークショップの本質的特徴のうち「実験性」「非日常性」の2つを高めることを意識しています。

ワークショップの本質的特徴については以下記事で書かれていますので、ご参照いただければと思います。

「実験性」「非日常性」の2つを高めることを意識している理由としては、デザインフェスという場に参加する人たちの期待感が、それらを求めていると考えるためです。
デザインフェスのコンセプトに合わせた参加者体験を高めるためには、どんな要素が必要か、それをワークショップの場でどのように実現するか、そんなことをワークショップのプログラムに織り込んでいました。

ちなみに今回実施した2つのワークショップはこのUX MILK All Night用に新しくつくったものになります。

企画フェーズのスクラムを街づくりで体験する
スクラムのワークショップで「街づくり」というメタファーはよく使われますが、今回は企画フェーズということで街づくりだけど「実際に街はつくらない」プログラムにしました。
企画フェーズということで、普段からスクラムを実施している人たち向けではなく、企画職の方を対象として、企画提案のプロセスでスクラムを体験できるような場としました。
22-24時という実施時間であったので、まずは参加者に場に没入してもらうため、miroボードを普段とは異なる内容で作成し、そのmiro上でグループワークを短時間で繰り返すようなプログラムとしています。

画像1

創造的な場をつくるオンラインファシリテーション
リモートワークの機会が増える中でオンラインミーティングやオンラインワークショップの場でファシリテーションをすることが求められる方も増えているかと思います。
そういった方々向けにオンラインファシリテーションでは何を留意すればよいのか、創造的な場をどのようにつくればよいのかを考える場としました。
こちらは10-12時という時間帯での実施であったため、まずは短めのインストラクションから始め、そこから全体でのワーク、グループワークという構成としています。

画像2

この2つのワークショップについてはそれぞれ別のnoteを書きますので、そこで詳細に解説できればと思いますが、それぞれの実施時間と、その時間における参加者の状態や気持ちを考慮したプログラムとしていました。


デザインフェスにおける参加者体験を考える

私自身、いくつかのデザインフェスで登壇させてもらったり、参加したりしていますが、デザインフェスは非日常感あふれる世界で、普段の生活の中では得ることができない体験が得られる場であるという期待感を持っています。この期待感は参加者ごとにまちまちではありますが、その期待感を考慮しながら、以下の点に留意するようにしています。

・どこかで見聞きしたのではなく、自分の実体験からの情報を共有する
・この場から持ち帰って、参加者が再現できるような仕組みを用意
・自分の衝動と熱量を込める

自分が当事者になって考える
この参加者体験をどのように考えるか、については「自分が参加者であったら」と、自分自身を当事者として考えるようにしています。
もちろん、様々な参加者がいるので、自分とは異なる期待感を持っている方々もたくさんいると思います。ですが、自分自身が参加者の人たちと一緒に考え、学び合えること、何よりも一緒に楽しむことを前提とすることで、一方的な情報発信ではなく、相互関係を構築することができるのではないかと考えています。

大層なことを書いていますが、実際にワークショップに参加いただいた皆さんからフィードバックを受けて、まだまだ足りていないと思える点が多々ありましたので、よりよいものに改善していきます!

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
note.user.nickname || note.user.urlname

コーヒーを飲みながら書いていることが多いので、サポートいただけたらコーヒー代として使わせていただきます!

\ありがとうございます/
12
ゆめみ+リズムタイプ デザインストラテジスト。企業の新規事業開発、UXコンサルティング、プロジェクトやチームに伴走支援。「問い、遊び、学習、場」がキーワード。ワークショップデザイナー / スクラムマスター / 2030SDGs 認定ファシリテーター / コーチング学び中