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ホッケーをメジャースポーツに!! その5

はじめに

「ホッケーをメジャースポーツに!! その5」です。

この「ホッケーをメジャースポーツに!!」シリーズ、コロナ禍で巣ごもり期間を活用してはじめました。「その1」に記載したとおり、長年ホッケーから離れて過ごしてきたため、昔の限られた記憶でのスタートでした。まとめていくにあたりネットを中心に調べて、ホッケーへの想いを持った人たちの活動もわかりました。発表して、温かいコメントも頂きました。

もう少しいろんな角度で調査を中心に進めようかと思ってましたが、ネット調査での限界を感じたこと+自粛も緩和され行動に移していくフェーズになってきましたので現時点で一度「ホッケーをメジャースポーツに!!」の策をまとめようかなと思います。

タイトル出典:「ホッケーをメジャースポーツに!!」Facebookグループ名より
タイトル写真:http://magsfuzz.com/10-largest-field-hockey-stadiums-in-the-world/


ホッケーをメジャースポーツに!!

「ホッケーをメジャースポーツに!!」の想いをこめ、実現に向けて
 ・競技者増
 ・サポータ増
の観点で分析、策検討をしました。

その1.でまとめたとおり、他の競技と比べてホッケーは競技者がめっちゃ少ないことがデータから明らかでした。一方、この少ない競技人口で世界ランキング「さむらいジャパン」15位、「さくらジャパン」13位と世界トップレベルです。サッカーでも男子28位、女子11位なので、ホッケーの凄さがわかります。

分析・策を考えるにあたり、改めて背景を振り返ると日本は少子高齢化(19歳以下人口が2019年2,101万人が50年後1,237万人)の中で、競技スポーツは多様化してきています。昭和は野球一強でしたが、最近はトップリーグ競技も増える傾向です。また、サッカー、バスケットボール、バレーボール等の人気競技については、学校の体育競技の依存関係は強いと推測されます。

出典:国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」

その2.で都道府県の状況・ホッケーが強い県をまとめました。男女ともに全体的には日本の中央部によっている(若干西低東高)の傾向があり、北海道、東北、四国、九州は普及今後の可能性に期待できることがわかりました。その3.ではトップチームの形態として、大学、企業、クラブチームの違いがあったり、地元選手率のバラツキがあることがわかりました。また、その3.に記載はしませんでしたが、トップリーグ参加チーム選手のホッケーをはじめたきっかけを読んだところ、家族(両親、兄弟・姉妹)、知り合いがやっていたからという回答が多かったです。ホッケーを離れ、前回その4.でのバレーボール「岡山シーガルズ」の状況・取り組みも、地元との関係性構築、コート・練習場等参考になることがありました。

このような調査・分析を踏まえて、「競技者増」については
 ・競技をするモチベーションになる競技者の夢、トップ選手への憧れ!
 ・現状を踏まえた競技できる環境を整備する

「サポータ増」については、競技者増と密接に関係しますが、
 ・想いのあるチームとして応援
 ・ホッケー全体の盛り上り

各々、2つの切り口から策を検討しました。

20200531_ホッケーをメジャースポーツに!競技者増

20200531_ホッケーをメジャースポーツに!サポータ増

ホッケーの町の調査・分析の中で感じたのは、ジュニアからマスターズまでチームが一気通貫であるところは限られている、トップチームへのキャリアパスがその土地との関係性が薄い(選手地元率が低い)、トップチームがある地域が限られている点が気になりました。条件が整っている、岐阜、富山は正真正銘の“ホッケーの強い県”でもあります。

この気になる点が原因で、ホッケー競技を継続しない、新たに始める機会が失われている、と想定しました。この原因を踏まえて・取組みをまとめました。

20200531_ホッケーをメジャースポーツに!施策マップ

各都道府県レベルで全世代のチームがあること
 地元・地元企業・自治体と連携したクラブチームを含め一気通貫
 その憧れとして、トップチームが各地域レベルであること

 例:各務原市ホッケースポーツ少年団 など
   中央中学校、稲羽中学校、那加中学校 など
   岐阜各務野高校 など
   東海学院大学 など
   ソニー HC BRAVIA Ladies など
   up!!!!!  など
 例:日本ホッケーリーグ参加チーム
   九州出身者 男子25名、女子34名 ※高校卒業時に九州外に転出

・世代に合わせたチーム育成・運営の仕組化及び展開
 IT等を活用したコーチング方法
 トップ選手のキャリアの一つとしてのコーチ育成
 特に、ジュニア競技者拡大への取組み

・大会開催、トップチームのホーム「ホッケー専用スタジアム」
 スタジアムを中心にイベント等
 サポータ・地元の人が集う場をつくること

・加えて、「ホッケーLight(仮)」の普及
 競技をすることのハードルを下げる
  人数の問題をクリア:ホッケー技術・楽しさがある少人数でできる
  場所の問題のクリア:街中の多目的競技場でできる

※「ホッケーLight(仮)」については不勉強ですいません。6人制ホッケー・Indoorホッケーの有用性、ホッケー場・競技の仕様等を勉強する必要がありです。



★POINT★「参加型のホッケー競技者コミュニティ」の構築及び活用
 競技者増、サポータ増の両方に有効
 ホッケーを経験者は、ホッケーの魅力・課題を既に知っている 
  = もう既にサポータ!
  = エバンジェリスト(布教者)になる
  = 一旦離れても、復帰の可能性が大きい
  = (社会人以降)課題解決のためのノウハウを保有している


今後

今回不勉強なことがあることは承知で、一旦「ホッケーをメジャースポーツに!!」の策をまとめてみました。俯瞰的にまとめたので、自分の領域を超えて評論家的だったり、加えて不勉強が故に的外れ、または既にやっている・・・到らない内容は多々あるかと思います。

こらからは自粛も緩和フェーズになってきましたので、考えたことを行動に移したり、新たな疑問・課題を見つけたらまた調査・分析していきたいと思います。
「ホッケーをメジャースポーツに!!」はこれからも続きます!


■お願い
的外れ、既にやっている・・・あれば教えてください。些細なことでも良いので、ご指摘・アドバイス等のコメントを頂けるとうれしいです。
連絡先 <mail: katsut.u2@gmail.com>

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