小学校理科を指導要領から考える【毎週水曜日更新】
はじめに
東京都葛飾区を中心に理科教育イベントを行っている筆者が小学校での
理科教育法や楽しく学ぶ方法を考え、とりあえず文章に起こしている記事です。読みづらい部分ばかりとは思いますが、発想の一つとしてお読みいただければ幸いです。
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前回→「てこの規則性」https://note.com/katsushikakap/n/nebc23c7fa45c#3e18515b-b60a-497e-a7d3-f2001f27f478
1.「電気の利用」の概要
2.姿の変わる電気
身近過ぎる「電気」ですが、まずは改めて何が電気をどのように形を変えて生活を支えているのかを調べてみるのがよいでしょう。
エアコン、蛍光灯、モニター、PC、スピーカーと、教室の中にあるものだけでも、いくつもあることでしょう。
まずは、再確認として簡単にでも身近な不思議に目を向けてみることにしましょう。
3.電気をつくりだすアレコレ
単元内では、終わりにまとめる方が将来的には良い内容だと思います。
手回し発電機や電池、光電池を本単元を進めるにあたって手にすることと思います。
大事なことは「力→電気」が発電ということをぼんやりとでも子どもたちの知識にいれることです。
発電所はその規模が大きくなったと理解できれば良いと思います。
発電する電気が大きい=必要なエネルギーも大きい=危険が伴う
何が良い悪いの問題ではなく、基本的な等価交換的なルールの中で
人類は生存し発展していることを大人は理解しましょう。
4.力の変換はロスするもの
電池の数や、発電量によって発光ダイオードやモーターの挙動がどう変化するのかを観察する実験を推奨されているのですが、そもそも
作られた電気の100%を他のエネルギーに変換することはできない。ということを教える側としては分かっておきましょう。エネルギーの変換については逆もまたしかりです。
また、導線を流れるうちに電気はロスしていきます。その比較実験を混ぜることができればよいと思います。シンプルに手回し発電機からモーターまでの距離を変えるのが良さそうです。
5.「電気の利用」のまとめ
身近過ぎてあまり気にしていない人も多い「電気」ですが、
目に見えないエネルギーというものを取り扱うにおいて
非常に重要な内容だと思っています。
「発電というエネルギーの変換、電気を別のエネルギーに変える変換」
「エネルギーを100%の効率では取り扱うことができないこと」
決して、本単元におけるメインの学習ではないですがこれからを生きる学びとして、少しでも頭の片隅においておける「気づき」になればと思います。
6.おわりに
今更ですが、指導要領だけでは単元の学習を突き詰めることが難しいと感じ始めました。とはいえ、国定教科書にもきになるところg…
私としては、難しいことでもちょっと言うだけならタダだと思っているので、「小学生だからこの程度」で終わらせない学習体験を軸にしたいと思う次第です。
とはいえ、最後までやりたいと思っていますし、何か気になる事があれば
コメントでもHPからメールでも頂ければお答えするつもりです。
毎週水曜日更新予定、次回は8月14日更新!「指導要領第6学年
人の体のつくりと働き」を考えていきたいと思います。
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