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【かつらのお話:かつら師の道具たち】

かつら師の七ツ道具としてご紹介してきた道具たち。

鶴首(打ち台)
木槌・窪付・かしめ
穴開・鋲抜・切箸・鑢・矢床・目打
鋲入れ・鋲

並べてみると、それぞれの大きさがよく分かるかなと思います。

こんにちは。京都時代劇かつらです。

これまでご紹介してまいりましたのは代表的な道具たち。
他にも、鉛筆や和紙などまだまだ様々な道具や材料があります。
そんなこれらの道具を鞄に詰め込み地金を持って頭合わせに向かいます。

世の中には様々な仕事に様々な道具があり、一般に目にする道具もあれば、その仕事ならではの道具もあります。

道具は長い時間をかけ、その時代その時代の人々が
『これをするならこういう形状がいいのではないか』
『こうしたいからこういう材質がいいのではないか』
と試行錯誤の末出来上がってきました。

『機能を追及すると美になる』
と聞いたことがあります。
使いやすさを追及して今の形になった道具はそれだけでも美しいのですね。

色々な仕事の道具を見るのは楽しいもので、私は大好きです。

さてさて次回からは

鬘作りの工程

をご紹介してまいります。

どうぞお楽しみに。

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