本領発揮する方法
セミリタイアしてからのルーティーンに朝ジムがある。子供の通学に合わせて7時に家を出て、見送った後そのままジムに行く。パーソナルトレーナーをつけることもなく我流で筋トレしているので、どのように成長しているか、正しいのか間違っているのかも分からないが、一応汗はかくし筋肉痛もちょいちょい起こる。
主観だが、僕の生まれ持った身体能力、センス、年齢から本来引き出せるであろうポテンシャルを考えると我流でも5~60%のパフォーマスは出せているのではないかと思う。
この前提をもとに、先日ある気づきがあった。
夏の2ヶ月間アメリカに滞在し、慣れない地域で家族のケアを優先していたのでジムを利用した筋トレが出来ていない状態だった僕。
帰国して子供達も学校が始まり、いよいよ僕もいつものルーティーンに戻ったジム初日での出来事。
「暫くできなかった分、思い切りやろう」といつものようにダンベルをガンガンあげたところで、
めっちゃ気持ち悪くなった。
トレーニングが続行出来ないほど具合が悪くなり、時計を見ると5分も経っていない。その時、嗚咽しながらピーンときたのだ。
「人って全力出したくても出せないんだ！」
「これは筋トレだけでなく何事にも言えることだぞ！」
と。ダンベルの上げ下げひとつで悟りを開く勘の良いオレ。
つまり、
身長185cm、体重88kgの僕が正しいアプローチで鍛えればベンチプレス100kgを上げても珍しいことではないし、能力を100%引き出せたら120kgはいける身体かもしれない。しかし僕は自己流なのでいつまで経ってもMax90kg程度。本来持っているであろう能力の75%止まりだ。
そして昨日は60kgをガンガンやったところでギブアップ。想定ポテンシャルの50%でリタイア。
これは仕事においても言えるのではないか？というか言える。上司や経営者によって個人や会社の成績が変わる所以だ。
分かりやすいkg表記がないだけで、ポテンシャルがあるのにアプローチやノウハウを知らぬが故に能力を出せない、出しきれてない人が大勢いるに違いない。何を隠そう僕もその1人だと信じている笑。なんなら仕事においては10%ぐらいしか本領発揮できてない気もする。
最近、新しいプロジェクトを進めようと足掻いているのだが力が出ない。というか出し方がわからない。これがバシッと決まれば今より10倍成果を出したり金持ちになっていても全く不思議ではないのに！
そこで冷静になって考えたのだ。いわゆる客観的に自分を理解するメタ認知というやつ。（メタ認知の使い方あってる？）
そこから導き出した僕が考える何かをする時に本領発揮、自分が本来持つ能力を出す方法がこれだ。
⑴ 慌てない
大切だと思う。がっつかない。食いつかない。ガメつかない。ドーンと構え、これから出すべき能力について戦略を練り、冷静に自分を見積る。いきなり100キロのバーベルを挙げてはいけない。怪我して50キロすら一生持ち上げられなくなるかもしれない。まずノートに落とし込むのも良い。PCではダメ。書くより早いからだ。手書きでゆっくり書くことに意味がある。まずギアは１速から。
⑵ 本などで情報収集しまくる
できればその能力を引き出すのに必要な関連書籍を買い込んで読めば良いと思う。youtubeとかより、まずは複数の本からの知識武装が良さげだ。これによって溢れかえるゴミ情報から身を守れて結果時間の節約になる。
⑶ 正しいガイド役を見つけて信じる
コーチ、コンサルタント、同志、なんでも良い。できれば身近な人で金がかからない人がベストだろうが、いなければ自分の先にいるプロや目標とする人のSNSをストーキングしたり、オンラインサロンやセミナーで講師を見つけて勝手に弟子入りしたり、コンサルを受けても良いと思う。注意すべきは元名選手が名監督になるとは限らないということ。ガイド役がその道で成功していなくても人を導くプロもいる。とにかく自分がその人を信じ切れるかどうかが重要だと思う。
⑷ 小さいトライを繰り返す
商品を作ろうと何社か問い合わせたり、商談するも上手くいかないことが続いた。真剣にやっているのに、だ。考えると理由は簡単。信用云々もあると思うが、それより僕の情熱や構想を相手に伝えきれず「こいつの話を聞いても旨みゼロ。時間の無駄」だと思われたのだ。「こいつはホンモノだ。金になる話だ」と思ったらビジネスマンは動く。
そこで僕は思った。最初は失礼ながら商談ひとつにしても本命でない企業に全力で体当たりしてみる。アタリをつける。失敗してもいい。よく新入社員が飛び込み営業をしているが、あれもそんな意味があるのではないか。本番前の試行錯誤で自分の言葉や考えをまとめつつ本番に挑むべきだ。
⑸ 全力を出すも90%で成功とする。
陸上大会なんかを見ても思うが、大会で新記録を出した選手は、練習で何度かそのタイムを出した経験があると思う。毎日死ぬほど練習していて、本番だけ100%以上の力が出て自分史上一番早く走れた！というのは稀なことのはずだ。（逆に練習はいつも80%、本番だけ100%の結果が出ることは皆無だろう）
素人の僕らも同じだ。練習を全力で試行錯誤し、本番で8~90%の力が出れば良しとする。
余談になるが、僕自身にとって忘れてはいけないことを備忘録として書いておく。
以前、ホリエモンが「寿司なんて数ヶ月で握れるようになる。何年も修行するのはバカ」のような発言があった。確かに「握る」という面だけならば、そうかもしれないが長年の修行をバカにすることで本来持っているポテンシャルを引き出す前に修行をやめてしまい早々に才能の芽を摘んでしまうこともあるのでは？というのが僕の考えだ。
以下は僕が見た実話だ。ある若者が料理学校を出て有名レストランで1年ほど働いた後、自分のお店を開くべく夢と情熱を語りクラファンでお金を集めた。今時の独立手法だと思う。イケメンで友達思いで文章やブランディングも上手で、多くの人の胸を打ち念願のお店を開いた。
しかし、料理の見た目はそれっぽくて良いのに全然美味しくないのだ。驚いた。ポテンシャルはあるんだろうが経験と修行が確実に足りて無いのが素人にもわかった。最終的には数年で閉店することになるのだが、まさに本領発揮できておらず本当にもったいないと思った。
僕もまだまだ新しいチャレンジをしたいし、できる余裕もあるが、もう40代後半だし1つの事業が数年かかると考えると無駄撃ちもできない。しっかり準備して本領発揮できるようにしたい。
10年前に旅したことを書いてますが、古くてあまり更新するモチベ続かずですが興味あれば、、
【世界一周のこと https://note.com/katsuo81/m/mfbd38c989979】
【読書ノート https://note.com/katsuo81/m/m7f3bc144e287】
など。
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ホームレスになったヒモ男、世界一周したら小金持ちになった話。
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