見出し画像

目の前にある景色。【#90】

画像1

きのう物語は、昨日撮った写真一枚と、その日記です。

いま、旅をしているわけではないけれど、福島県を巡りながら、旅をしていた頃を思い出す。見覚えのある建物や道路、自然を見て、ホッとする。「この場所を知っている」ことは、たったそれだけなのに、人をホッとさせるらしい。科学的根拠は無くても、それを必要とさせない日本語に、「ふるさと」がある。

一風変わった景色だとか、うつくしい景色だとか、平凡な景色だとか、撮りたい場面や場所はいろいろあるけれど、「この景色は誰かのふるさとだ」と感じるときは、特に好きだ。それは感性やセンスではなくて、目の前にある景色が、その地域のものであるか、そうでないか、の問題である。

何の変哲もない景色。どんなにちいさな町や村だろうが、ここにしかない景色があり、誰かのふるさとがある。と思いつつも、ふるさとに帰れない場所が、福島県にはある。だから「ふるさと」は容易い言葉でもない。目の前にある景色は、大切にしなければならない。

写真は、福島県葛尾村(かつらおむら)にて。

画像2

ポカリスエットを買います。銭湯に入ります。元気になって、写真を撮ります。たくさん汗をかいて、ほっと笑顔になれる経験をみなさんと共有したいと思います。