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畳のある暮らし。【#67】

きのう物語は、昨日撮った写真一枚と、その日記です。

実家には畳があって、畳を見るといつも、「畳だな〜」となる。洋室の方がお洒落だけど、いざという時の畳の安心感は、すばらしいと思っている。

ただ、畳が好きなくせして、わたしは正座が抜群に弱い。茶道部のお稽古の時も、正座が辛かった。畳と友だちになりたいのに、いつも膝を痛めつけてくるのだから。しかし、わたしのお茶の先生はまさに聖人のようで、お人柄、知識、所作、すべてが美しい上に、正座をつづけてもビクともせず、「先生!かっこいい…!」と毎回思っていた。

また最近は「日日是好日」という言葉を使うと、「映画観たからでしょう?」みたいな印象になってしまうが、お茶の言葉は、澄んだ清水のような美しい言葉が多い。一期一会や和敬清寂も、実生活でその心を活かすのは難しいけれど、考え方の土台として、いいなぁと思わずにはいられない。

ちなみに、お茶の言葉でいちばん好きな言葉は「喫茶去(きっさこ)」だ。「まぁ、お茶でもどうぞ」という意味で、人と接するときも「まぁ気い使わんで、ええやん、ええやん」ぐらいの軽さに、ほんとうはなりたい。

いつか抜群に正座も強くなって、自分の住む場所にも畳のお茶室をつくって、のんびりお抹茶を飲めたら、幸せだなぁ。おかわり自由で。

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ポカリスエットを買います。銭湯に入ります。元気になって、写真を撮ります。たくさん汗をかいて、ほっと笑顔になれる経験をみなさんと共有したいと思います。