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霧雨かぁ。【#96】

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きのう物語は、昨日撮った写真一枚と、その日記です。

苦手です、今日のような霧雨。たいした雨じゃないのに、ずぶ濡れになるから。旅をしていた頃の話に戻る。

市町村一周は、台風の日を除いて、もれなく雨天決行だった。市町村一周にとっては、1日が惜しいのだ。だからもう、ザーザー降りの日なんかは、原付にレインコートで突っ走って、ずぶ濡れになってしまうのだが、一周回ってそれが気持ちよくなって「ずぶ濡れも悪くないな…!」と、妙な心地よさを感じたものだ。

しかし、霧雨の場合は違う。大した雨ではないのに、レインコートに雨粒が、ひっつき虫のようにくっついて、大きな雨粒へと進化して、体にモゾモゾと潜入してくる。そしてジワジワと体を冷やす。土砂降りの雨よりも、霧雨の方が、実は濡れるのだ。だから霧雨は苦手である。

もちろん、普通に傘をさしながら歩けば、霧雨で濡れることはない。だけど、霧雨の日は、原付に乗っていた旅路を、いつも思い出す。

散歩の道中に、濡れた草花を眺めた。冷たそうだが、それでも嬉しそうだ。どんな雨粒も、天の恵みだもんなぁ。その草花が、わたしには羨ましく見えた。

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ポカリスエットを買います。銭湯に入ります。元気になって、写真を撮ります。たくさん汗をかいて、ほっと笑顔になれる経験をみなさんと共有したいと思います。