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桜の撮り方って。【#84】

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きのう物語は、昨日撮った写真一枚と、その日記です。

桜を見ると「どうやって撮ったらいいんだろう」と毎回思う。模範回答のような、桜並木の美しく並ぶ景色が、残像のように浮かび上がる。だけど、それを自分が撮ってどうするんだ、という一悶着が心の中であるし、だからといって違う角度から面白い写真が撮れるのか、といったらそうでもない。もはや撮り尽くされてしまった桜たちを、わたしは上手く撮る自信がない。

何より、もっと正直なことを言えば、綺麗な桜の写真を撮ることができても、SNSにアップするモチベーションを、以前より保つことができない。いいねの数を、美しい桜で彩る勇気を持てなくなってしまった。最近はどちらかというと、SNSの束縛から離れたいと思っていて、自分のツイッターのフォロワー数を、できるだけ見ないようにしている。少なくともここ1ヶ月は見ていない。見えそうなときは手で「むむーっ!」と隠したり、目を「んぐーっ!」とつむっている。フォロワーの数を増やしたい、という気持ちを消したくて。理由は単純で、いい写真が撮れなくなる。ような気がするから。

noteに1日1枚ずつ、写真をあげているのも、SNS映えはしなくていいから、その日に撮った写真を、消費せずに、ちゃんと見てくれる人が一人でもいたら、それはとても嬉しいですし、勇気をもらえるから、です。

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ポカリスエットを買います。銭湯に入ります。元気になって、写真を撮ります。たくさん汗をかいて、ほっと笑顔になれる経験をみなさんと共有したいと思います。