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同級生とか。【#77】

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きのう物語は、昨日撮った写真一枚と、その日記です。

新幹線に乗って、倉敷からとんぼ帰りする。感染者数は相変わらず、さざ波のように揺れ動くし、それでも宣言は解除されそうだし、混沌とする日々だけれど、ちいさな星で暮らすわたしたちは、いつだって世の中に振り回されながら、こんな世の中がよぉ、と言いながら、生きている。

家に戻ってきた夜、LINEがブーブー鳴っていた。気づいたら通知が150くらい溜まっていて、えらいこっちゃ、と動転していると、大学の同級生たちのグループLINEで、人狼がはじまっていた。大学1年生のときに短期留学へ行ったメンバーだけど、大学院生や医学部生で、まだ大学を卒業していないメンバーのLINEだ。ほとんどは4年生で卒業して大学を離れたので、残りのメンバーは寂しくなって、ご飯に行ったり、スキーに行ったり、たまに集まっていたのだ。わたしも1年間休学していたので、同じグループにお邪魔していた。今度はいよいよ、残ったメンバーも4月から就職するらしい。そりゃそうか。そして最後の晩餐、とまではいえない少人数で、集まっているらしかった。

人狼かぁ。大学生の頃、たくさんやったなぁ。今も、やりたいんだけどなぁ。社会人は、どうやったらできるのかなぁ。そもそも、グループLINEで人狼ができるのか。情勢が良くなったら、一緒に人狼をしてくれる友だちを、募集中。

高校や大学の同級生は、不思議な存在だ。励みになるし、会えなくとも、近況が分かれば、みんな頑張ってるんだな、という自然な気持ちになる。フリーランスだと、職場の同期がいない。後輩もいない。周りの様子が分からないから、同級生の日々が分かることは、わたしにとって、ちいさくおおきな喜びなのだ。まもなく大学院を卒業したら、博士課程に進む友だちも3人いる。ほわぁー、すごい世界だ。結婚した友だちも、増えてきた。おめでたい。そうやって、みんな生きている。それだけで、なんだか嬉しくなる。

人狼の影響で溜まったLINEを、五月蝿いなぁ、みんな元気やなぁ、と思いながらスクロールする。せっかくなのでひとつボケたら、「かつおも東京に行って成長したんじゃな〜」って、なんやねん。元々いじられキャラなのだが、またいじられてしまった。次に会う機会があれば、もっとボケてやる。

写真は、倉敷を離れる前の美観地区にて。

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ポカリスエットを買います。銭湯に入ります。元気になって、写真を撮ります。たくさん汗をかいて、ほっと笑顔になれる経験をみなさんと共有したいと思います。